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作品スチール

どうしても触れたくない

監督:天野千尋
出演:米原幸佑 谷口賢志 富田翔 ほか

2014年5月31日(土)よりシアター・イメージフォーラムにてレイトショー

2014年/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/84分

イントロダクション

 ある事情から転職した青年・嶋。新たな職場の上司・外川を最初は敬遠していた嶋だったが、次第に彼への想いを募らせていく。そして外川も、嶋の気持ちに気づいていた……。
 男性同士の恋愛を描いたボーイズラブ作品。近年、人気を集めているこのジャンルに、また新たな作品が登場する。「このBLがやばい!2009年版」で第3位に選ばれたヨネダコウのコミックを実写映画化した『どうしても触れたくない』だ。
 主人公の嶋俊亜紀を演じるのは、RUN&GUNのメンバーであり、俳優として『ヒーローショー』『のぼうの城』などに出演する米原幸佑。少年のような純粋さを漂わす演技で、上司への想いに揺れる嶋を好演してみせた。
 そして上司の外川陽介には、テレビ「救急戦隊ゴーゴーファイブ」や舞台「戦国BASARA」の谷口賢志。嶋をときに惑わし、ときに大きく包み込む、大人の男性の魅力を存分に感じさせている。
 また、嶋と外川を見守る同僚・小野田良役で「爆竜戦隊アバレンジャー」などの富田翔が出演し谷口との“戦隊ブルー”共演を果たすほか、ミュージカル「テニスの王子様」やテレビ「戦国鍋TV」に出演する男性モデルの寿里が共演している。
 監督は、短編作品で注目を集め『フィガロの告白』が第5回したまちコメディ映画祭で「したまちコメディ大賞2012」グランプリと観客賞を受賞した天野千尋。長編デビュー作となる本作では、情感を大切にした演出で、嶋と外川の切ない関係を巧みに描き出してみせた。
 自分の気持に臆病になってしまう、不器用なふたりの恋の行方は――?

ストーリー

 嶋俊亜紀(米原幸佑)は、新しい職場に出勤した朝、エレベーターでひどい酒の臭いを漂わせる男と乗り合わせる。その男、実は嶋の上司となる課長の外川陽平(谷口賢志)だった。
 外川は細かいことは気にしない性格で愛煙家。大人しく内気でタバコも酒もやらない嶋とは対照的なタイプだった。当初は外川への苦手意識をあからさまに態度に出す嶋だったが、さり気なく他人への気遣いを見せる外川の優しさに少しずつ気づいていく。一方、外川も、嶋が外川に向ける視線を感じていた。
 同じ課の小野田良(富田翔)は、たまたま嶋の前の職場に勤務する知人・出口(寿里)がおり、出口を通じて嶋が前の会社を辞めるに至った事情を知っていく……。
 仕事をともに進める中で、嶋と外川の距離はわずかではあるが近づいていた。ある夜、仕事を終えた外川は嶋を食事に誘い、その帰り道、不意に嶋に口づけると、嶋を自宅へと誘うのだった。
 同僚との関係が噂となり、前の職場を去ることになった嶋。幼いころに両親を失い、家族への憧れを抱いている外川。互いの事情を知ったふたりは、惹かれあい、体を重ねる……。
 だが、お互いを想いながらも、嶋と外川はどこかぎこちないままの関係を続け、ふたりの想いを知る小野田はそっと彼らを見守っていく。
 そんな中、外川に京都への栄転の話が持ちあがる……。

キャスト

  • 嶋俊亜紀:米原幸佑
  • 外川陽介:谷口賢志

  • 小野田良:富田翔

  • 高田:松田祥一
  • 中村:三戸裕也
  • 嶋の元・同僚:是近敦之

  • 金崎:入江崇史
  • 咲田:石井あみ
  • 出口:寿里

スタッフ

  • 監督:天野千尋

  • 原作:ヨネダコウ「どうしても触れたくない」(大洋図書刊)
  • 脚本:高橋ナツコ

  • 製作:小松賢志/磯山敦
  • プロデューサー:片山武志/中村美香
  • アソシエイトプロデューサー:松浦朋子/平野宏治
  • ラインプロデューサー:里吉優也

  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:松本憲人
  • 録音:益子宏明
  • 装飾:赤羽千恵
  • サウンドエディター:勝俣まさとし
  • 音楽:SW IT C H
  • 編集:辻田恵美
  • ポストプロダクション・スーパーバイザー:稲村浩
  • VFXプロデューサー:加賀美正和
  • 衣裳:西尾潤子
  • ヘアメイク:外丸愛
  • 助監督:松尾大輔

  • 音楽:SWITCH

  • 製作:日本出版販売/ポニーキャニオン
  • 企画協力:大洋図書
  • 配給:日本出版販売
  • 宣伝:アルゴ・ピクチャーズ

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