
多くの女性アイドルグループが個性を発揮する現在のアイドルシーンの中で、刺激的な活動でつねに話題を巻き起こしているのがプー・ルイをリーダーとする新生アイドル研究会 BiS(ビス)だ! そんな彼女たちが「BiS自身」を演じた主演映画『アイドル・イズ・デッド』に続き、主演第2作『アイドル・イズ・デッド-ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』が公開される。
前作『アイドル・イズ・デッド』は、音楽と映画のコラボレーション映画祭「MOOSIC LAB 2012」で上映され、同映画祭観客賞を受賞するなど好評を博した。待望の続編となる本作では、アイドルグループ・エレクトリック★キスを使った悪徳企業の陰謀にBiSが巻き込まれていく。そして前作で殺人犯として逮捕されたメンバーのルイやユフは!?
BiSは映画撮影後に数度のメンバーチェンジがあり、本作には現在も在籍するプー・ルイとヒラノノゾミ、脱退したテラシマユフとミチバヤシリオの4人が出演。また、エレクトリック★キスのメンバー役で三浦透子、柳英里紗、金子沙織と期待の若手女優が出演するのに加え、前作に続いて登場の水澤紳吾、話題作『恋の渦』の國武綾、河瀬直美監督作品主演で知られる大島葉子、ホラークイーンの異名を持つ三輪ひとみと、バラエティに富んだキャストが顔を揃えている。
『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』などで注目を集める新鋭・加藤行宏が前作に引き続いて脚本と監督をつとめ、現実のBiSのパラレルストーリーともいえる、ザラついた疾走感の漂う青春ストーリーを完成させた。
撮影は深谷フィルムコミッションの協力のもとおこなわれ、クライマックスでは350人のエキストラを動員した圧巻のライブシーンが実現した。現代のカオスを表現したような、パワーとエネルギーにあふれた異色エンターテイメント作品の登場だ。

キャバ嬢のルイ(プー・ルイ)は、ある事情から顔見知りだった3人組女性アイドルグループを殺してしまい、アリバイ作りのためにユフ(テラシマユフ)とノンちゃん(ヒラノノゾミ)と3人でアイドルグループ・BiSを結成した。苦難ののちにライブを成功させたものの事件が発覚し、ルイとユフは警察に逮捕されてしまった……。
それから半年以上が過ぎ、ルイとユフは留置場に勾留され、ノンちゃんはいつかBiSを復活させようと、ウメコ(大島葉子)が管理するレッスン場でアイドルを目指す女の子を集めてレッスンをおこなっていた。
しかし、世間では大企業のハピネス電力が宣伝のために結成したジュン(三浦透子)とカズハ(柳英里紗)とアキナ(金子沙織)の3人組アイドル・エレクトリック★キスが大ブレイク中。ノンちゃんとレッスンに励んでいた研修生たちもエレクトリック★キスに憧れて、ノンちゃんの元を離れていってしまった……。
実はエレクトリック★キスにはもうひとつの顔があった。彼女たちはハピネス電力に洗脳されており、ハピネス電力の幹部・タケコ(三輪ひとみ)の指令に忠実に従ってハピネス電力に邪魔な者を始末する暗殺者だったのだ。そして、勾留されていたルイは刑を逃れようと洗脳実験に参加し、洗脳されてエレクトリック★キスの新メンバーになってしまった!
留置場で洗脳実験の秘密を知ったユフは命を狙われるが、留置場の混乱に乗じて脱走しノンちゃんのもとにやってきた。ユフとノンちゃんは、エレクトリック★キスからルイを取り戻すため、新メンバーとしてミッチェル(ミチバヤシリオ)を加えて、エレクトリック★キスの出演するアイドルフェスに乗り込むことを決意する!!