ライヴ
監督:井口昇
出演:山田裕貴 大野いと 森永悠希 ほか
2014年5月10日(土)より ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
2014年/カラー/シネマスコープ/105分|R-15

若い世代から絶大な支持を受けるベストセラー作家・山田悠介。その代表作のひとつ『ライヴ』が、日本のみならず海外でもカルトな人気を誇る映画監督・井口昇の手により実写映画化を果たした!!
奇才・井口監督は映画化にあたり、なんと「映画の中に小説『ライヴ』が登場する」という大胆な仕掛けを導入。原作の設定を活かしつつも既存の“原作モノ”の枠にとらわれない斬新な作品を生み出した!
母親を拉致された青年・田村直人は、謎の人物の指令で強制的に“レース”へと参加させられる。同じように大切な人を拉致されたレース参加者とともに直人は走る!! ゴールへのヒントとなるのは、山田悠介の人気小説「ライヴ」……。
直人を演じるのは「海賊戦隊ゴーカイジャー」ゴーカイブルー=ジョー役で人気となった山田裕貴。本作ではノースリーブ短パンのユニフォームに身を包み、まさに体を張った熱演を見せている。そしてファッション誌「Seventeen」専属モデルで『高校デビュー』主演で女優デビューを飾った大野いとと、子役時代から10年以上のキャリアを持ち『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で注目された森永悠希のふたりが、直人と行動をともにする仲間を演じる。さらに、入来茉里、森田涼花、佐々木心音、亜紗美、虎牙光揮、津田寛治、森下能幸ら、幅広い共演者が集まり、鮮烈な印象を残していく。
『ライヴ』は、これまでの井口作品以上に幅広い層にアピールし、かつ以前からの井口ファンも満足するに違いない“ニュー井口ワールド”とでも呼ぶべき作品となっている。そして同時に『ライヴ』は井口監督の往年の角川映画への愛情がたっぷりと詰まった作品でもある。井口×KADOKAWAの、危険な化学反応を目撃せよ!!

大学は中退してしまい、アルバイトも長続きしない田村直人(山田裕貴)。ある日、実家を出てひとり暮らしの直人の携帯に奇妙なメールが届き、続いて正体不明の相手から電話がかかってくる。電話の声に従ってメールに添付されていた動画を見ると、そこには拉致された母親(生稲晃子)の姿が! 母親の側には注射器を持った人影。母親に毒薬を打たれたくなければ、指示に従って行動しろと電話の声は告げる……。
指示されたとおりに少し前に届いていた小包を開けると、中には山田悠介の小説「ライヴ」の文庫本が入っていた。ページをめくると、なんと主人公の名前は“田村直人”。直人と同姓同名だ! この小説「ライヴ」の中に隠されたヒントを手がかりにして“レース”のゴールにたどり着くことが母親を救う方法だという。直人は、小説を参考に近くにあるスポーツセンターを目指して走りだした。スポーツセンターに近づくと、直人だけではなく大勢の人々が「ライヴ」の文庫本と携帯を片手に走っている。その人々もみな、直人と同じように大事な人を人質にとられ、謎の指示に従っているのだ!
スポーツセンターに集まった人々は、自然と何人かずつのグループへと分かれていく。直人が一緒に行動するのは、室田瑠実(大野いと)と、金澤伸介(森永悠希)。用意されていたユニフォームに着替えてゴールを目指す人々だが、早くもほかのレース参加者を蹴落とすための争いが始まる……。
レース参加者同士の妨害や、このレースを仕掛けた謎の人物の用意した罠が直人たちを待ち構える。果たして直人たちは、大事な人を救い出すことができるのか!?