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友だちのパパが好き

監督:山内ケンジ
出演:吹越満 岸井ゆきの 安藤輪子 石橋けい ほか

2015年12月19日(土)より ユーロスペースほか全国公開

2015年/カラー/16:9/ステレオ/105分

イントロダクション

作品スチール

 親友の妙子にマヤが告げたのは、マヤが妙子の父親を好きだという事実。妙子も妙子の母親も真剣に取りあおうとはしないが、マヤは妙子の父親・恭介に猛烈なアタックを仕掛けはじめる……。
 彼女が好きな相手は友だちのパパ。その想いは純粋で、純粋だからこそ周りも気にせず突っ走る。『友だちのパパが好き』は、ちょっとねじれた純愛がある一家にもたらす出来事を描いたラブストーリーだ。
 監督・脚本は山内ケンジ。ソフトバンクの「白戸家」シリーズなどを手がけるCMディレクターであり、演劇プロデュースユニット“城山羊の会”を主宰し第59回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家でもある。各方面で才能を発揮する奇才が、2011年の『ミツコ感覚』に続き長編映画のメガホンをとった。
 “友だちのパパ”である恭介を演じるのは、舞台や映画・ドラマでその個性を発揮する実力派・吹越満。一見実直そうだが実は愛人がいるという設定の役柄を、実在感たっぷりに演じてみせた。
 そして、恭介の娘・妙子には出演作の公開が続く岸井ゆきの、恭介に想いを寄せるマヤには安藤輪子と、今後の活躍も期待の実力派若手女優ふたりが共演。さらに、妙子の母・ミドリを監督・山内の主宰する“城山羊の会”常連である石橋けいが演じるほか、平岩紙や、宮崎吐夢、金子岳憲と、個性と実力を兼ね備えた俳優陣が集まっている。
 どこにでもあるような家族と、ありふれた友人関係。それが当然のように思えた日常は、ほんのちょっとしたきっかけで様相を変えていく。そんな日常の脆さと恋愛の力を『友だちのパパが好き』はまざまざと見せてくれる。

ストーリー

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 霜崎妙子(岸井ゆきの)と吉川マヤ(安藤輪子)は同じ高校に通った親友同士。ある日、妙子の家に遊びに来ていたマヤは、妙子の父親のことが好きだと告げる。呆れる妙子に「だってほんとだから」と言ってのけ「いいなあ、タエは」と羨ましがるマヤだが、妙子も妙子の母親のミドリ(石橋けい)も真剣に受け止めようとはしない。
 ところがマヤは、駅で妙子の父親・恭介(吹越満)を待ち伏せて声をかけると、家までの道を一緒に歩き、密着してツーショットの写真を撮ったりと、積極的なアプローチを恭介に仕掛けていく。
 さらにマヤは、高校時代から交際していた教師の田所睦夫(金子岳憲)を呼び出すと一方的に関係の清算を宣言。動揺する田所をよそに、マヤは恭介一筋に突き進みはじめる。
 一方、妙子は両親から思わぬ知らせを聞かされることになる。しばらく前から関係が冷えはじめていた両親が離婚を決めたのだ。離婚の原因は、恭介がずっと生島ハヅキ(平岩紙)という女性と浮気をしていたためだという。
 マヤは、妙子から恭介とミドリの離婚を知らされて行動に一層拍車がかかる。妙子は自分の父親を「恭介さん」と呼び頻繁に連絡をとるマヤの気持ちがどうしても理解できず、マヤに「ヘンタイ!」と言い放ってしまう。
 次第に関係を深めていくマヤと恭介。妙子は実家からの独立や恋人との関係に心を揺らす。ミドリも勤め先の同僚・川端惣一(宮崎吐夢)に言い寄られ、彼との関係に惑いを見せる。
 父と、母と、娘と、娘の親友。周囲の人々も巻き込んで、ごく普通だった毎日はいつしか姿を変えていく……。

キャスト

  • 霜崎恭介:吹越満
  • 霜崎妙子:岸井ゆきの
  • 吉川マヤ:安藤輪子
  • 霜崎ミドリ:石橋けい

  • 生島ハヅキ:平岩紙
  • 川端惣一:宮崎吐夢
  • 田所睦夫:金子岳憲

スタッフ

  • 監督・脚本:山内ケンジ

  • エグゼクティブプロデューサー:小佐野保
  • プロデューサー:木村大助

  • 撮影:橋本清明
  • 照明:清水健一
  • 録音・整音:木野武
  • スタイリスト:増井芳江
  • ヘアメイク:たなかあきら
  • 編集:河野斉彦
  • キャスティング:山内雅子
  • 助監督:井川浩哉
  • ラインプロデューサー:田口稔大
  • 特殊効果:村石義徳
  • 造形:山下昇平
  • 効果:エリカ

  • 音楽:「ロベルト・シューマン/予言の鳥 Vogel als Prophet」
  • 演奏:中川俊郎
  • 音楽制作:フリーアズアバート

  • 制作プロダクション:ギーク サイト
  • 企画・製作:ギーク ピクチュアズ
  • 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS

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