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『日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 〜第二夜〜 爛れた家「蔵六の奇病」より』作品情報
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『日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 爛れた家「蔵六の奇病」より』初日舞台あいさつ
写真
舞台あいさつ出演のみなさん
左より、日野日出志さん、熊切和嘉監督、森下サトシさん、川口真理恵さん
三浦誠己さん、黒沼弘己さん、東千晃さん

 カルトな人気を誇る怪奇漫画家・日野日出志さんの作品を映像化した6本のシリーズ『日野日出志の怪奇ホラー劇場』。10月に公開された第一夜の3本に続き、3本の作品が第二夜として登場。その第一弾として日野漫画初期の代表作「蔵六の奇病」を映画化した『爛れた家「蔵六の奇病」より』が11月20日にテアトル池袋で公開され、原作者、監督、出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
 メガホンをとった熊切和嘉監督は「日野先生の画風にそのままやったら負けてしまうので、かなりアレンジして別物としてムードだけをいただいたという感じです」と作品について話しました。
 原作者の日野日出志さんは原作である「蔵六の奇病」について「もしこれが社会に受け入れられなかったら漫画家をやめてもいいなというくらいのつもりで自分の全青春と人生をかけて描いた作品ですので、私にとっては一番大事だし、思い入れの強い作品です」と話しました。そして、監督、出演者のみなさんが話す撮影中のエピソードに「映画の現場っていいなと思いますね。漫画家になる前の一番最初の夢が映画監督でしたので、非常に嫉妬を覚えます」と笑顔を見せていました。


原作者の日野日出志さんは「映像化してもらって、みなさんに来たいただいて、35年前に1年かけて描いてよかったなと思っています」とあいさつ
「特に芝居の部分というか、感情の部分を出せたらなと意識していました」と撮影中こだわった点を話した熊切和嘉監督
特殊メイクで蔵六を演じた森下サトシさんは「怪物みたいに見えるんですけど、最後まで血の通った人として演じました」とあいさつ
「兄ちゃん(森下さん)や父ちゃん母ちゃん(黒沼さん、東さん)ともすぐ仲良くなれたので、すごく楽にできました」という蔵六の妹・春子役の川口真理恵さん
村長の息子・白橋役の三浦誠己さんは「演じるときはどう見えるとかあんまり考えなく、監督と相談しながらやらしていただきました」と役について話しました
「監督からお話をもらって、台本を読む前に(出演を)決めました。訥々とつかみ所なく演じていようと心がけていました」という蔵六の父親役・黒沼弘己さん
「何もしなくても内側から出てくるというものを教えていただいて、ほんとに感謝しております」とあいさつした蔵六の母親役・東千晃さん

『日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場〜第二夜〜 爛れた家「蔵六の奇病」より』は12月3日までテアトル池袋にてロードショー。12月4日からは『オカルト探偵団 死人形の墓場』『恐怖列車』がレイトショー上映されます。


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