9月17日より、北京新世紀影院を主な会場として、中国初の国主催による日本の映画祭「日本映画祭2004」が開催されます。
この映画祭は、一昨年に日本で開催された「中国映画祭」がきっかけとなり、活発な日中交流を目指して開催されるもので、今後も日本・中国で隔年毎に開催が予定されています。
映画祭では、『壬生義士伝』『きょうのできごと』『犬夜叉 時代を越える想い』『父と暮せば』『深呼吸の必要』『バーバー吉野』『七人の侍』という幅広い作品が上映されます。また、日本代表団として『壬生義士伝』出演の中井貴一さん、『きょうのできごと』出演の田中麗奈さん、『深呼吸の必要』の篠原哲雄監督らが日本代表団として参加、舞台あいさつやシンポジウムをおこないます。
日本代表団:中井貴一さんのコメント
サッカー以来、中国の反日感情が問題となり世間で騒がれている昨今ではありますが、初の日本映画祭が、中国本土、北京で開催されることになりました。中国映画に参加させていただいた私にとって、こんな幸せなことはありません。我々には、政治的背景などは微塵もなく、映画というひとつの文化を通じて、お互いの国が理解し合い、両国が共有できる時間をもっと持つことができるようになれればと、心から願っています。はじめの一歩……!!
日本代表団:田中麗奈さんのコメント
中国が好きな私としては、中国の方に日本映画を観てもらえる今回のような映画祭はとても嬉しい。これからも、たくさんの日本映画を観てもらいたいし、中国のすばらしい映画も日本に広めていきたい。日本と中国が、お互いに高め合い、アジアの映画がさらに発展していくように望んでいます。
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