左より、梶間俊一監督、村上弘明さん、渡辺裕之さん、嶋尾康史さん
戦後の渋谷を舞台に、“安藤組”のトップとして激しく駆け抜けた安藤昇さんの姿を『オサムの朝(あした)』などの梶間俊一監督が描いた『渋谷物語』の完成披露トーク&試写会が2月1日に安田生命ホールでおこなわれました。
上映前におこなわれた舞台あいさつで、安藤さん役を演じた村上弘明さんは「デビューして間もない頃に東映の撮影所で安藤さんのお顔を初めて拝見して、(安藤さんの)顔つき、目つきを表現できないものかと常々心の片隅では思って、いろんな作品をやってきました。この役をいただいて、縁(えにし)みたいなものを感じています。昨年の7月8月、記録的な猛暑の中での撮影でしたが、猛暑に負けないテンションをキープするということで、(暑さが)役作りの支えになってくれたと思います」とこの作品にまつわるエピソードを話しました。
また、梶間監督は「世の中では純愛映画がヒットしています。そういう作品を観た方こそ、この映画を観るとソフトクリームのあとの辛い感じがあります(笑)。当時の人の熱気とか、熱い想いをちょっとでも感じられることができた人は、誰かに話して欲しい」と映画をPRしました。
「この役と巡り会うことができまして、本当に幸せを感じております。燃焼しきった作品です」と語った主演の村上弘明さん
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「(映画は)監督の命ずるままに自分が反応していった結果だと思っています。監督の引き出す力は素晴しかったと思います」と話した相川刑事役の渡辺裕之さん
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「ぜひお洒落で粋な“男”を感じていただけたらと思います」と映画の見どころを語った安藤組・花形役の嶋尾康史さん
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「戦後の物語ですからロケ現場も苦労しました。そういうところもぜひ観ていただけたらと思います」と話した梶間俊一監督
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そして舞台あいさつ終了後は2月3日の節分にちなんで、映画鑑賞券やポスターなどの賞品が付いた豆袋を客席へとプレゼント。最初は舞台上から撒いていましたが、後ろの席までは届かないとみるやみなさん客席まで降りていっての豆撒き。場内は大いに盛り上がりました。
舞台上からプレゼント付き豆袋を投げる村上さん、渡辺さん、嶋尾さん
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客席へと降りていって豆袋をプレゼントする梶間監督と村上さん(後姿)。
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『渋谷物語』は3月5日(土)より新宿オスカーほか、全国ロードショー公開されます。
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