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第18回東京国際映画祭記者会見

 10月から六本木・渋谷をメイン会場として開催される第18回東京国際映画祭の第1回記者会見が7月29日、六本木で開催され、映画祭の開催概要が発表されました。
 今年から、東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival)の頭文字をとった“TIFF(ティフ)”が愛称として使われることになり、“I”が感嘆符となっているロゴマークが使用されます(画像参照)。
 18回目を迎えた今年のTIFFは、10月22日(土)から30日(日)までの9日間、昨年同様に六本木・六本木ヒルズと渋谷・Bunkamuraをメイン会場に、都内の劇場・ホールなども使用して開催。東京国際女性映画祭や東京ファンタスティック映画祭など、従来おこなわれきた共催上映企画も「collaboration TIFF」として開催されます。

 さらに今回は、日本のコンテンツを世界に発信する三つの新たな試みが企画されています。
 六本木ヒルズでは映画祭と連動したビジネスマーケット「TIFFCOM 2005」が開催。ビジネスの場としてだけではなく、週末には一般参加者にも解放されることが予定されています。
 秋葉原ではTIFF共催企画として「TIFF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり」が街全体で開催され、映画・アニメ・ゲームなど日本が誇るエンターテイメントが一堂に会した一般向けイベントがおこなわれます。
 インターネット上のオフィシャルサイト「cyber TIFF」は、TIFFの総合情報配信センターとして位置づけられます。オープニングセレモニー、舞台あいさつ、記者会見、上映作品の予告編などを動画配信するとともに、携帯電話向けサービスやメイン会場内での無線LANなどを通じてTIFFの様々な情報を配信します。「cyber TIFF」は、29日よりテキストを中心としたコンテンツでプレオープンしています。

画像:第18回東京国際映画祭(TIFF)のロゴマーク


 会見で角川歴彦チェアマンは「東京国際映画祭に参加すれば世界の動きが実感できる映画祭にしたい」と語り、「ハリウッドとアジア、日本のアーティストたちのコラボレーション。フィルムマーケットと映画祭の強力なコラボレーション。携わっている人たちと政府、市民とのコラボレーション」という「3つのコラボレーション」をTIFFの目標として掲げました。
 そして、コンペティション部門の国際審査委員長を中国の張芸謀(チャン・イーモウ)監督がつとめ、張監督の『単騎、千里を走る。』がオープニング作品として上映されることが角川チェアマンより発表されました。また、コンペティション部門への出品が決定している外国作品5作品も発表されました。
 29日に発表された以外の上映作品は、9月におこなわれる第2回会見で発表される予定となっています。

写真:左より、財団法人日本映像国際振興協会・福田慶治事務局長、角川歴彦TIFFチェアマン、財団法人日本映像国際振興協会・高井英幸理事長、田中千世子TIFFプログラミングディレクター


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