立教大学キャンパス内にて 左から本田博太郎さん、前田愛さん、柏原収史さん、吉川ひなのさん、中泉英雄さん、柳町光男監督
2005年5月に開催された第58回カンヌ国際映画祭・監督週間に出品され、さらに9月23日より開催されるニューヨーク映画祭への出品も決定と、公開前から話題となっている柳町光男監督の新作『カミュなんて知らない』の完成披露試写会が9月8日、映画の舞台となっている立教大学でおこなわれ、柳町監督、主演の柏原収史さんと吉川ひなのさん、前田愛さん、共演の中泉英雄さん、本田博太郎さんが舞台あいさつをおこないました。
『カミュなんて知らない』は、実際の殺人事件をモチーフに映画作りに取り組む学生たちの物語。立教大学の全面協力により、映画のほとんどが大学キャンパス内でロケされており、スタッフにも約40人の学生が参加して、昨年の8月から1ヶ月にわたり撮影がおこなわれました。
舞台あいさつで柏原収史さんは「撮影の方法、監督の世界がすごく独特で、演じていて勉強になったし、楽しかったです」と1年前の撮影時の思い出を振り返り、前田愛さんはロケ場所となった立教大学について「私自身大学に通っているんですけど、私のところよりいいなあって思いながら過ごしていました(笑)」と印象を語りました。
監督とともに映画祭に出席した吉川ひなのさんはカンヌ映画祭での反応を「上映が終わったあと、4分くらい拍手を貰ったんですよ。すごく嬉しくて、海外の人たちから観ても面白い映画になったんだと自信満々になりました」と話し、柳町監督は「カンヌ映画祭に出品して、ニューヨーク映画祭も決まりましたけど、ぼくらが一番満足するのは東京と日本でたくさんの人たちに観てもらうことです」と来年1月の公開に向け力強くアピールしていました。
「大変な撮影だったという思い出が強くて、その分、完成した作品を観たときはこの作品に携われて良かったなという感動でいっぱいでした」と松川役・柏原収史さん
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「映画が終わったあと、ほんとに恥ずかしくなっちゃうくらい長い拍手をいただきました」とカンヌ映画祭の反応を語ったユカリ役・吉川ひなのさん
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「私自身、この作品を通していろんなことを考えさせられましたし、監督と過ごす時間によってものすごく成長できたと思っています」と久田役・前田愛さん
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「いろんな国の人に観てもらったり、いろんな映画祭にいけるというのが、すごく貴重な体験をさせてもらったと思っています」と池田役・中泉英雄さん
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「気持ち良く監督の魔力に引っかかって、摩訶不思議な時間を過ごさせていただきました。乞うご期待」と中條教授役の本田博太郎さん
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「撮影に協力していただいて、立教大学の方々の映画に対する理解の仕方に感服しました。改めてお礼申し上げます」と柳町光男監督
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出演者のみなさんが口にされたように、柳町監督独特の“柳町ワールド”がスクリーンに展開される『カミュなんて知らない』は、2006年1月中旬、渋谷ユーロスペースほか、全国順次公開されます。
写真:立教大学キャンパスの建物を背に、左から本田博太郎さん、前田愛さん、柏原収史さん、吉川ひなのさん、中泉英雄さん
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