左より、安藤尋監督、三原光尋監督、鈴木浩介監督、嘉陽愛子さん、豊島圭介監督、山田広野監督

　12月１日で開局５周年を迎えたBS-i。開局当初より新鋭からベテランまで多くの映画監督を起用したドラマを製作しており、「怪談新耳袋」「ケータイ刑事」シリーズは劇場版も製作されています。
　開局５周年を記念し、今までに製作したドラマ58本を一挙公開する上映企画『BS-i CREATORS BOX』が12月３日から渋谷シネ・ラ・セットで開催されることになり、そのプレイベントとなる“『BS-i CREATORS BOX前夜祭”が11月30日、有楽町シネ・ラ・セットで開催されました。
　この日の前夜祭では、12月の放送に先駆けての特別上映となった新シリーズ「Girl's BOX」の１本『サンタの涙』など６作品が上映され、上映前には『サンタの涙』主演の嘉陽愛子さんと上映作品の監督による舞台あいさつがおこなわれました。
　『サンタの涙』で初主演をつとめた嘉陽さんは「主演が決まって嬉しい反面すごく不安だったんですけど、共演者のみなさん、スタッフのみなさんが親切に一から教えてくださったおかげでとっても勉強になりました」とあいさつしました。

シリーズ「Girl's BOX」の１本『サンタの涙』で主演をつとめた嘉陽愛子さん	『サンタの涙』などの監督で、プロデューサーをつとめた作品も多い鈴木浩介監督	シリーズ「恋する日曜日」の『僕の森』などを監督した三原光尋監督
「スパイ道」の『京風ニキータ　女スパイ　由起子』などの安藤尋監督	「68FILMS」の『宇宙の法則』『東京タワー少女』などの豊島圭介監督	シリーズ「恋する日曜日」『ハロー・グッバイ』などの山田広野監督

　上映後には鈴木浩介監督、三原光尋監督、安藤尋監督、山田広野監督による対談がおこなわれました（豊島圭介監督は都合により舞台あいさつのみの出演）。
　BS-i作品を手掛けた感想を尋ねられた監督陣は「作品を通じてほかの監督と知り合えてよかったです」（三原監督）、「これからも新しいことを試させていただければ」（山田監督）、「初期の頃から関わってきて、最近は若い人たちがメインになって来ているのが寂しいです(笑)」（安藤監督）とそれぞれ答え、プロデューサーとして携わっている作品も多い鈴木監督は「なにが出てくるかわからないのがBS-iですね。良質なものをこれからどんどん作りたいと思っています」と今後の抱負を話しました。

　『BS-i CREATORS BOX』は、「恋する日曜日」全８作品、「68FILM」全10作品、「スパイ道」全40作品の計58作品を６プログラムに分けて12月３日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにて３週間限定ロードショー。公開期間中には監督、出演者による舞台あいさつ、トークショーなどのイベントが予定されています。