トークショー出演の大森立嗣監督、広田レオナさん、新井浩文さん、早良めぐみさん、荒戸源次郎さん(左より)
花村萬月さんの芥川賞受賞作品を映画化した話題作『ゲルマニウムの夜』のトークショーが3月3日、六本木にある TSUTAYA TOKYO ROPPONGI でおこなわれました。
トークショーには、大森立嗣監督、主人公・朧を演じた新井浩文さん、教子役の早良めぐみさん、急遽会場に駆けつけたテレジア役の広田レオナさん、製作総指揮の荒戸源次郎さんが出演。来場者からの質問コーナーも設けられ、イベントならではの話題が披露されました。
この作品が初主演となる新井さんは「ウチはいち映画人として、ビデオやDVD(で観てもらうのも)嬉しいんですけど、映画館で観てもらうのが一番嬉しいんで映画館に遊びに来てください」と上映中の『ゲルマニウムの夜』をPRしました。
「初主演だったのですごく思い入れのある作品です」と主演の新井浩文さん。来場者の熱心な質問に丁寧に答えていました
|
「みんなの真っ直ぐな姿勢っていうのが映画を観ていただくと伝わると思うし、環境もすごくいいのでぜひ観て欲しいです」と早良めぐみさん
|
「ラストシーンは監督と揉めて喧嘩して、すごく悩んだところです。この監督は私を本気にさせたすごい監督です」と広田レオナさん
|
「この映画1本で死んでもいいやという覚悟で作った映画なんですよ。なので、みなさんぜひ1回観てください」と大森立嗣監督
|
「『ゲルマニウムの夜』は観る人に問いかける映画だと思います。この映画を咀嚼できるか試してもらえると光栄です」と荒戸源次郎さん
|
トークショー終了後はサイン会がおこなわれ、トークショー出演者が来場者ひとりひとりと言葉を交わしながらサインをおこないました。
『ゲルマニウムの夜』は、この映画のために上野・国立博物館の敷地内に建設された映画館・一角座で上映されています。映画だけでなく一角座の製作総指揮もつとめた荒戸さんが「スクリーンと音は今、東京で一番いいと思います」と自信を見せる一角座での上映は6月まで続き、毎土日、祝祭日には舞台あいさつなどのイベントが開催されます。イベント予定などは公式サイトでご確認ください。
写真:来場者と言葉を交わしつつサインする大森監督、新井浩文さんら出演者
|