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『バッシング』作品情報
『バッシング』小林政広監督インタビュー
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『バッシング』初日舞台あいさつ
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左より加藤隆之さん、田中隆三さん、占部房子さん、小林政広監督、本多菊次朗さん

 世間からの強いバッシングを受ける女性を主人公にした映画『バッシング』が6月3日に公開され、シアター・イメージフォーラムで小林政広監督と主演の占部房子さんら出演者による舞台あいさつがおこなわれました。
 『バッシング』は、2004年に起きたイラク人質事件を題材にした作品で、第58回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた作品。コンペ部門ノミネートについて小林監督は「北野武さんが『菊次郎の夏』で参加しているのを見ていて、死んでもあそこには行けないだろうなと思っていたんですよ。ただ実際にかかることになると、その前に(ある視点部門と監督週間で)3回くらい行ってますから、なんか人事みたいな感じでした」と話し、占部さんは「コンペだかある視点部門だかわからなかったくらいで、監督の背中を見て赤い絨毯を歩いただけで、まだ私はその価値をわかっていないんだと思います」と感想を述べました。


「時間がかかりましたけど、おかげ様で公開にこぎつけることができました。いろんな映画がある中で来ていただいてありがとうございます」と小林政広監督
「難しくていろいろ考えましたけど、とても真剣に取り組んでいける役柄で楽しかったです」と役について話した主人公・高井有子役の占部房子さん/FONT>
「ボランティアとか国がどうかということではなく、大事な人に対しての愛っていう形で演じさせてもらった」と有子の父親役・田中隆三さん
「初日にこんなにたくさん集まっていただいたのは、この作品への皆さんの期待の表れだと思います」と話した有子の元恋人役・加藤隆之さん
「カンヌは一生の思い出になりました。人生を賭けるように映画を作る監督の生き様には頭が下がる思い」と父親の上司役・本多菊次朗さん

 「なるべく1本の作品として普遍性を持たせるような映画にしたかった」と監督が語るように、実際の事件を元にしながら、誰の身にも起こり得る問題として描いた作品である『バッシング』は6月3日より渋谷シアター・イメージフォーラムにてロードショー。
 公開期間中毎週水曜日には、フォークシンガーとしての活動を再開した小林監督のミニライブや、占部さんのトークショーなど、さまざまなイベントが開催されます。


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