左から、黒坂真美さん、多岐川華子さん、櫻井淳子さん、徳永英明さん、原田昌樹監督
様々な悩みを抱えて深夜0時00分発の列車に乗った男女が、終着駅の小さな町で体験する出来事を描いた『旅の贈りもの―0:00発』が10月7日に初日を迎え、銀座テアトルシネマで櫻井淳子さん、徳永英明さんら出演者と監督による舞台あいさつがおこなわれました。
広島、島根、岡山など西日本各地でロケがおこなわれたこの作品。キャリアウーマン・由香を演じた櫻井淳子さんは「自分と同じ年の役なので共感するところがありました。ロケで旅をしていく中で私自身も癒されて、すごく演じやすかったです」と撮影を振り返りました。
由香たちが町で出会う医師・太一を演じた徳永さんは「撮影がツアー中だったので、交通機関を4つくらい乗り継いで北海道に行ったり、移動がしんどかったっていう記憶はあるんですけど、楽しい撮影ができました」と話し、「(ロケ地の)大崎下島にいたのが一番似合っていると思う」という原田昌樹監督の言葉に「似合っているかどうかはわからないですけど」と照れ笑いを見せました。
「スタッフも旅行をするような感じでロケをして、すごい楽しい撮影だったので帰りたくなかったです」とロケを振り返った原田昌樹監督
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「初めての映画出演だったので、出演者のみなさんについていったという感じで、みなさんに感謝です」と映画初出演の感想を話した徳永英明さん
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「試写のときにすごく温かい気持ちになったのを覚えています。ちょっと心が冷めたときにはまた映画を観て温まって欲しい」と櫻井淳子さん
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本作が映画デビューとなる多岐川華子さんは「不安ばっかりだったんですけど、島に行って景色を見たら癒されて、緊張もほぐれました」とあいさつ
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「ひとりだけ元気いっぱいな役なんですけど、なんか憎めない役だなと思って、私はこの役が大好きでした」と演じた役について話した黒坂真美さん
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中森明菜さんが歌う「いい日旅立ち」など、全編を彩る音楽もこの映画の魅力のひとつ。挿入歌「Happiness」を書き下ろしている徳永さんは「映画を作っている最中にインスパイアされたものがありました。幸せを求めて旅する映画で、(登場人物は)幸せはすぐそこにあるのにそれに気付かずにいるので、そこにフォーカスして、櫻井さんたちの素敵なエネルギーを感じながら書かせていただきました」と曲に込めた想いを話しました。
『旅の贈りもの―0:00発』は10月7日(土)より、銀座テアトルシネマ、テアトル梅田、名古屋シネスコーレほかにて全国ロードショーされています。
写真:劇場ロビーでポスターをバックに、黒坂真美さん、多岐川華子さん、櫻井淳子さん、徳永英明さん(左から)
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