小栗旬さん、ユースケ・サンタマリアさんら５人の男優がアイドルファンの男性を演じる映画『キサラギ』の完成披露試写会が３月５日に朝日ホールでおこなわれ、監督、キャストによる舞台あいさつがおこなわれました。
　『キサラギ』は、『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した古沢良太さんのオリジナル脚本の映画化で、自殺したアイドルの一周忌に集まった５人の男性が会話を交わす中で明らかになっていく意外な事実を密室劇で描く、笑いあり涙ありのサスペンス。
　５人の男を演じるのは小栗さん、ユースケさん、香川照之さん、小出恵介さん、ドランクドラゴンの塚地武雅さんと、佐藤祐市監督が「奇跡的にスケジュールがピッタリはまった」という豪華なメンバー。ユースケさんは「こういうすごい面々と仕事ができたことだけでもすごく幸せ。もしほかのキャストでこういう映画がやっていて、（自分が）そこに出ていないのを観たら悔しい思いをしたと思うので、貴重な５名のうちの１名になれて幸せです」とテンション高くあいさつ。香川さんは「この５人じゃなきゃできなかったという自負はありますね。すごい楽しかったし、その盛り上がりがちゃんと画面に出ていると思う」と映画の仕上がりに自信を見せました。

　監督、出演者全員が「とにかく脚本が面白かった」と口を揃える『キサラギ』。その内容について塚地さんは「何回もドンデン返ししていくんで、観ていない人には言えないことがたくさんある」と話しており、果たしてどんな展開が待っているのかは観てのお楽しみ。
　５人が見事な演技のアンサンブルをみせる『キサラギ』は、初夏、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開されます。