警視総監を祖父に持つヒロインが、携帯電話と優れた頭脳を武器に刑事として活躍する人気シリーズ「ケータイ刑事」の劇場版第２弾となる『ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘！ゴルゴダの森』が３月10日に初日を迎え、新宿トーアで田沢幸治監督、主演の小出早織さんと夏帆さん、共演の国広富之さんと松崎しげるさんが舞台あいさつをおこないました。
“５代目ケータイ刑事”銭形雷を演じた小出さんは「今日、無事に公開を迎えられて、みなさんと共有できたことをとても嬉しく思っています」と初日を迎えた感想を話し、“４代目ケータイ刑事”銭形零を演じた夏帆さんは「前回の映画やドラマのときとはまた全然違うケータイ刑事で、すごく新鮮でした。個人的には、（小出）早織ちゃんの主題歌が聴けたのがとても嬉しくて、可愛いなと思いました」と完成した作品の印象を語りました。
本作では、国広さんと松崎さんが往年の人気刑事ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」の名コンビ“トミーとマツ”として久々の共演を果たしたのも話題のひとつ。国広さんは「久々に会って、きつい撮影だったので栄養ドリンクをふたりで昼と夜、１本ずつ飲みました。それが思い出です(笑)」と撮影を振り返り、松崎さんは「撮影は非常に楽しかったです。出て良かったなと思いますし、これから“トミーとマツ”のコンビネーションもガンガン頑張っていこうかなと思っている次第です」と今後の活躍にも意欲を見せました。
『ケータイ刑事 THE MOVIE 2』初日舞台あいさつ
“ケータイ刑事”卒業証書を持った小出早織さん（中央左）と“ケータイ刑事”皆勤賞賞状を持った夏帆さん（中央右）
ほか、左から丹羽多聞アンドリウプロデューサー、国広富之さん、小出さんと夏帆さんを挟んで松崎しげるさん、田沢幸治監督
「撮影中にプロデューサーの丹羽（多聞アンドリウ）さんが来てくださるとなぜか雨が降るんですよね(笑)。でもとても楽しかったです」と撮影時の思い出を話した銭形雷役の小出早織さん
「撮影はとにかく暑かったっていうのを覚えていますね。フルーツの差し入れをもらって早織ちゃんとふたりでテンション上がって撮影したのを覚えています」と撮影を振り返った銭形零役の夏帆さん
「“ケータイ刑事”は私のライフワークであり、スタッフ、キャストのライフワークです。“ケータイ刑事”は永遠に不滅ですので、みなさん引き続きよろしくお願いします」と丹羽多聞アンドリウプロデューサー
「テレビシリーズでは毎回毎回楽しんでおりましたので、またできれば次のシリーズでもずっこけた刑事をやらせていただきたいと思います。応援よろしくお願いいたします」と岡野富夫役の国広富之さん
「（“ケータイ刑事”に）初参加でみなさんと一緒に仕事できたのがすごく嬉しかったです。これからもシリーズが続けばやりたいなと思っています。自粛、今日で解禁です」と松山進役の松崎しげるさん
テレビシリーズから手掛けている田沢幸治監督は「まだまだ“ケータイ刑事”はテレビ、映画で続いていくと思うので、“噂の刑事”のおふたりに乗っ取られないように注意しながら頑張っていきます」とあいさつ
舞台あいさつでは、本作で「ケータイ刑事」シリーズを卒業する小出さんへの卒業証書授与式と、テレビシリーズと映画２作に続けて出演した夏帆さんの皆勤賞表彰式がおこなわれました。
「長いシリーズを続けているといろいろなことがあるんですが、一番嬉しいのは人が成長していく、そして次に羽ばたいていく場に一緒にいられること」だという丹羽多聞アンドリウプロデューサーから卒業証書を渡された小出さんは「控え室では“私は泣きませんよ”と言っていたんですけど、素敵な卒業証書をいただいていろんなことを思い出しました。いっぱいいっぱい感謝しています。卒業でもこれからもよろしくお願いします」と感激の涙を見せました。
丹羽多聞アンドリウプロデューサー（左）から卒業証書を授与される小出早織さん（右）
卒業証書を受け取った小出さんの目には感激の涙が
“６代目ケータイ刑事”のヒントも隠されているという『ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘！ゴルゴダの森』は３月10日より新宿トーアほかにてロードショー公開中です（配給：エム・エフボックス）。