韓国出身の歌手・ユンナさんの初出演映画『今度の日曜日に』(4月11日公開)のプレミア試写会が3月26日にTOKYO FMホールでおこなわれ、ユンナさんとけんもち聡(さとき)監督が舞台あいさつをおこないました。
『今度の日曜日に』は、ユンナさん演じる留学生のソラが、市川染五郎さんが演じるちょっと変わったおじさん・松元と出会い、心を通わせていく過程をほのぼのと描いた作品。
けんもち監督は、ユンナさんを起用した理由について「脚本を書いたちょっとあとにテレビでユンナさんが歌っているのを見て、頭の中で漠然としていたイメージが目の前に現われたような気がして“この子ソラじゃん”って思った」とコメント。映画初挑戦のユンナさんは「まず台本を読んだときに漢字が読めないことに気づいて“こんなに読めないのか”とガッカリしました(笑)。すごい緊張もしたし、母国語じゃないってこともプレッシャーだったんですけど、監督も含めあたたかいスタッフのみなさんと、染五郎さんと竹中直人さんがすごく引っ張ってくれたので、いい環境でお芝居ができて嬉しかったです」と撮影を振り返りました。
『今度の日曜日に』プレミア試写会
舞台あいさつをおこなったユンナさんとけんもち聡(さとき)監督(左から)
「ソラの日本語がたどたどしいところからどんどん上達していくところと、ソラが成長していくのを演じるのがひじょうに難しかったですね」というソラ役のユンナさん
「去年のまさに今ごろ撮影していた映画です。丸1年過ぎてみなさんの前にお披露目することができて、緊張もありますが楽しみのほうが大きいです」とけんもち聡監督
ユンナさんは、映画からイメージを広げ曲作りから参加したという主題歌「虹の向こう側」を熱唱。日本で歌うのは久々で、歌い終えると「ちょっと緊張しました」とコメント
舞台あいさつに加え、この日のプレミア試写会ではユンナさんが主題歌「虹の向こう側」を生で披露。歌い終えたユンナさんの「伝わりましたか?」という言葉に客席からは大きな拍手が起こり、ユンナさんは「“大丈夫、幸せはすぐそばにある”という(映画のコピーの)ように、幸せってそんなに遠くにあるものでもないと、私はこの映画をとおして感じさせていただきました。みなさんもこの映画をとおして、幸せはすぐそばにあるってことに気づいてくださったら嬉しいと思います」とメッセージを送りました。
『今度の日曜日に』は、4月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー公開されます。