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中井貴一さん主演・錦織良成監督『RAILWAY』制作進行中

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出雲大社で会見をおこなった錦織良成監督、本仮屋ユイカさん、中井貴一さん、高島礼子さん、阿部秀司エグゼクティブ・プロデューサー(左より)

 錦織良成監督がメガホンをとり、中井貴一さんが主演、高島礼子さん、本仮屋ユイカさん、奈良岡朋子さんらが共演する映画『RAILWAY』の撮影が、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどの制作会社・ロボットの制作により、現在進められています。
『RAILWAY』は、50歳を目前に、故郷の島根県に戻って電車の運転士に転職した男を主人公に、夫と妻、息子と母、父と娘という家族の関係や、職場における上司と部下、先輩と後輩、同期といった人間関係を描いていく物語。『白い船』『うん、何?』に続き、錦織監督が自らの故郷・島根を舞台にする作品となります。
7月29日に映画のロケ地である島根県の出雲大社でおこなわれた制作発表会見には、中井さん、高島さん、本仮屋さん、錦織監督と、阿部秀司エグゼクティブ・プロデューサー(ロボット代表取締役)が出席。以下のようにコメントを発表しました。

筒井肇役:中井貴一さん
 初めてホン(台本)を読んだとき、2本で永遠に並行している線路というものが、夫婦に似ていると思ったんです。そして、その上に子供やふたりの夢という列車を走らせて同じ目標に進んでいく。それが家族であると。作品も、家族の紡ぐ夢を乗せた電車を運転したいと思う男を描いた、とてもいい話だと思いました。

肇の妻・筒井由紀子役:高島礼子さん
 島根でのロケを大変楽しみにしていました。台本をいただいたときに、2回3回と読むにつれ親の存在の大きさを改めてわかったような気がします。錦織監督は何度もテストをおこない見てくれるので、演技のしがいがあります。できる限り撮影を満喫したいと思います。

肇の娘・筒井倖役:本仮屋ユイカさん
 自分の演じる倖はひとりっ子なので、周囲の気持ちや状況を冷静に見ていながらも、マイペースな女子大生なんです。そして、倖自身が就職活動で悩みながらも、島根県での暮らしの中で少しずつ成長していく彼女の姿を見せられればよいと思います。

錦織良成監督
 島根県の持つ普遍的な風土の中、家族といった普遍的なテーマを盛り込んできたいと思っています。そして、この作品を通じて、私が訪れたことのない街の方々を含め、多くの人を勇気付けられる作品にしたいと思います。この作品は島根県含めたくさんの方々のご縁とご協力がありました。改めてみなさんにお礼を申し上げたいと思います。

阿部秀司エグゼクティブ・プロデューサー
 錦織監督から去年の秋に企画を聞いて、とても素晴らしい内容だと思いました。電車が登場するだけではなく、そこには中井さん演じる50歳を目前にした男が少年時代の夢を追いかけ、その中で夫婦・家族の絆やその再生が描かれており、ぜひ全国に発信したいと思いました。宝石のようなきれいな作品を作っていきたいと思います。

 脚本は、人気の劇団・劇団ブラジルの主宰者でドラマ脚本も手がけるブラジリィー・アン・山田さんと、『L change the WorLd』『ブタがいた教室』などのヒット作を手がける脚本家・小林弘利さんが、錦織監督と共同で担当。肇の母・絹代を奈良岡さんが演じるほか、橋爪功さん、佐野史郎さん、宮崎美子さんといったキャストが出演します。 日本最古級のデハニ50形が登場するのも話題のひとつ。9月上旬まで撮影がおこなわれ、2009年内完成予定となっています。

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