ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010(2月25日〜3月1日開催)でプレミア上映される『SR サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』(以下『SR2』)の、一足早い完成披露試写会が2月4日にスペースFS汐留でおこなわれました。
『SR2』は、ゆうばり国際ファンタクスティック映画祭2009でグランプリを受賞し、2009年に小規模での公開ながらロングランヒットとなった青春ヒップホップ映画『SR サイタマノラッパー』の続編となる作品。
上映に先立っては、日本語ラップの先駆者であるいとうせいこうさんが応援ゲストとして登場し、前作『SR』について「5回か6回観てますね。人生で短期間にこれだけ同じ映画を観たことはないです。毎回ズタボロに泣いています」と絶賛。入江悠監督が「前にいとうさんと対談させていただいたとき“日本語ラップの可能性”みたいな話が面白かったんで、ぜひまた(話を)聞きたい」と話すと、いとうさんは「“聞く聞かない”じゃなしに“やるやらない”でしょ」と応じ「俺は(映画に出てくるラップグループの)SHO-GUNSとライブがやりたい。『サイタマノラッパーフェス』をやりましょう」と、今後の展開に期待を持たせました。
『SR サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』完成披露試写会
トークショーをおこなった入江悠監督(左)といとうせいこうさん
また、ゆうばりファンタスティック映画祭が初開催から20年となるのにちなみ、今年成人式を迎えた若手演歌歌手・大江裕さんがサプライズゲストとして登場。ヒット中の「夕焼け大将」を歌い上げ「映画を見せていただきまして、夢を追いかけていくのが自分と重なっておりました。素晴しい映画です」と映画をPRしました。
特製のメロン風ダルマに目を入れて映画のヒットと映画祭成功を祈願した入江監督(左)と大江裕さん。大江さんの衣裳はメロンの果肉をイメージした色だそう
入江監督はゆうばりにちなんだメロン風ダルマに目を入れて映画祭の成功と『SR2』のヒットを祈願し「ヒップホップのメッカってアメリカなんですよ。1作目のときからいつかアメリカに届くのを夢見てやっています」とシリーズの今後の展望を予感させるコメントで舞台あいさつを締めくくりました。
『SR サイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』はゆうばりファンタスティック映画祭でプレミア上映されるのに加え、スカパー!でペイパービュー放送も決定。2010年中の劇場公開も予定されています。