過激な内容で人気の村生ミオさんのコミックを、グラビアアイドル・川村りかさんの主演で映画化した『SとM 劇場版』が3月13日に池袋シネマ・ロサで初日を迎え、川村さんと共演の小田井涼平さん、蒼井そらさん、西本はるかさん、仰木豊監督らが舞台あいさつをおこないました。
『SとM 劇場版』は、川村さん演じる沙耶をはじめとする3人の女性がひとりの真面目なサラリーマンを翻弄していくストーリー。エロティックな描写も多く、沙耶役で初の映画主演をつとめた川村さんは「台本を読んで初めてのことが多かったので、それとの葛藤があった」と話し「私の初体験をだいぶ(相手役の)小田井さんに捧げました」と悪戯っぽい笑顔を見せました。
劇中で縛られるシーンもある小田井さんは「プライベートで縛られた経験は?」という質問に「あっても“ある”って言えるわけがない。ぼくは夢を売る仕事をしているので」と苦笑い。沙耶の先輩OL・咲子を演じた蒼井さんは「いつも妹系で来たんで先輩役は初めて。セリフを言うトーンとかも考えて必死でやっていました」と撮影を振り返りました。
『SとM 劇場版』初日舞台あいさつ
緊縛シーンのあしらわれたポスターを囲んで、小田井亮平さん、川村りかさん、川副廣明さん、蒼井そらさん、西本はるかさん、仰木豊監督(左より)
「キャリアのある方たちが周りにいてくださったので優しく包まれている感じでした」と主人公・天海沙耶役の川村りかさん
3人の美女に翻弄される戸田誠を演じた小田井涼平さんは「ぼくはドMですよ。DMです」と発言して場内を沸かせました
OLの咲子役で「OLやったこともないし、先輩という役も自分の中になかったので苦労はしました」という蒼井そらさん
戸田誠の妻・佐和子役で主婦役を演じた西本はるかさんは、映画の見どころは「全部じゃないですか?」と笑顔
「役作りはずいぶんしました。(いまの姿とは)だいぶ違った感じで映っていると思う」と小坂慎吾役の川副廣明さん
「ちょっと原作とは違うテイストも入っています。愛と勇気の映画になっているはずです。期待してください」と仰木豊監督
川村さんは「『SとM』というタイトルでエッチなのを観たいなって思っている人もいるかもしれませんが、これは復讐愛という物語ですべてが始まっているので、裸とかいろいろ出しちゃっていますが、そういうのにとらわれずに物語を観てほしいです」と舞台あいさつを締めくくりました。
戦慄と官能の“サスペンス&ミステリー”『SとM 劇場版』は、3月13日(土)より池袋シネマ・ロサにて1週間限定レイトショー上映されています。