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『マジでガチなボランティア』公開記念“マジでガチにならナイト!”

 カンボジアに小学校と診療所を建設する大学生ボランティアの奮闘を追ったドキュメンタリー映画『マジでガチなボランティア』が12月4日から公開されるのを前に“マジでガチにならナイト”と題した公開記念イベントが11月21日に銀座アップルストアでおこなわれました。
 『マジでガチなボランティア』は、金髪・ガングロの大学生たちがチャリティーサークル“GRAPHIS(グラフィス)”を設立してカンボジアへの支援ボランティア活動をおこなう姿を、里田剛監督が3年間にわたり取材した作品。
 GRAPHISのメンバーたち自身が中心となって運営されたこの日のイベントでは、映画予告編やダイジェストの上映に加え、里田監督とGRAPHIS初代代表・石松宏章さんが出演してのトークショーもおこなわれました。
 石松さんは、ボランティア活動を始めたきっかけについて「最初は遊びの延長くらいな感じかもしれないですけど、活動していく中で自分が想像していたものとは違った現地の医療の水準があったり、実体験して触れていく中で“自分にもなにかできないかな?”と、ガムシャラに自分のやれることを進めていったという感じです」と振り返り、里田監督は「そこにどんな苦労があるのかとか、どんな葛藤があるのかとか、ボランティアをやる側の気持ちというのはいままであんまり伝えられてこなかったんじゃないか。(GRAPHISは)見た目があまりボランティアをしそうにない人たちなので“ボランティアになにがあるんだろう?”と考える上での壁がそこで破れると思ったんですよね。それが取材したいと思った理由のひとつ」と3年にわたる取材を続けた動機について語りました。

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映像をバックにトークを繰り広げる里田剛監督(左)と石松宏章さん

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イベントではGRAPHIS現役メンバーによりサークルの活動も紹介されました

 里田監督は「若い人は、なにかをやれるはずなのにどうしていいかわからない悩んでいる時間が多いので、この作品を観て“なにかをやってみようかな”と思ってもらえたらいいなと思っています。どこまでそれが描けているかは心もとない面もありますが、自分としては精一杯込めたつもりなので、とにかく学生の人に観てもらいたいです」と、石松さんは「“なにか自分にできないか”というものを持って社会に出て途上国に還元してほしいなという想いがあるので、まずは大学生に観てもらいたいですし、観て終わりじゃなくて途上国に1回行ってほしいですね。社会人として働いている方は時間が限られていて自分が行動を起こすのは難しいと思うけど、映画を観て刺激されて、周りを応援したり社会貢献に目を向けてもらえたらいいと思っています」と、それぞれ映画をPRしました。

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イベント運営に携わったGRAPHISのメンバーに囲まれて、石松宏章さん(中央左)と里田剛監督(中央右)

 既存の“ボランティア”とはちょっと違った“ボランティア”のかたちを映し出した『マジでガチなボランティア』は、12月4日(土)より渋谷シネクイントにてレイトショー上映されます。

※記事公開当初、石松宏章さんのお名前を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします(11月25日訂正)

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