2010年、井土紀州が一揆を起こす!
映画監督・脚本家の井土紀州さんの監督作品を一挙上映する特集「映画一揆」が11月13日より渋谷ユーロスペースにて開催されます。
これが初上映となる新作は、宗教団体の信者である少女とひとりの男子高校生の交流を描く『犀の角』、ホームヘルパーの女性3人組が介護する男性の隠された事情に触れる『土竜の祭』、地方の農業高校の生徒たちの異色の青春ドラマ『泥の惑星』の3本。3作品はいずれも日本映画学校俳優科、映画美学校フィクションコースの実習作品として制作された作品でありながら、単なる実習作品ではない井土監督と学生たちのコラボレーション作と呼べる作品として完成しており、劇場公開されることが決定したものです。
また『百年の絶唱』『レフトアローン(1・2)』『ラザロ』三部作、『行旅死亡人』という、これまで井土監督が映像製作集団スピリチュアル・ムービーズで製作してきた旧作7作品もあわせて上映。井土監督のインディペンデント映画での10年の歩みを振り返る企画となっています。
新作3作品はそれぞれ1週間ずつ、旧作7作品は日替わりで上映され、ゲストを招いてのトークショーなども予定されています。
さらに「映画一揆」は上映企画にとどまらず、フリーペーパーの配布、監督対談のUstream配信、阿佐ヶ谷Loft-Aでのトークイベント開催(11月9日)と多くのメディアにまたがって展開されていきます。
日本映画の現在を問う「映画一揆」から、目を離すな!