新薬開発のためにおこなわれる“治験”。この、一般にはあまり知られていない題材を扱った葉山陽一郎監督の“治験体験ムービー”第3弾となる『モルモット』が、2011年1月8日より1週間限定で池袋シネマ・ロサにてレイトショー上映されます。
実際に人体に薬を投与しておこなわれる治験体験をフェイク・ドキュメンタリータッチで描いた『サル』、その続編で薬害の問題をとりあげた『saru phase three』(2007年)に続いての“治験体験ムービー”となる『モルモット』は“妊婦を対象にした治験”という、前2作以上に衝撃的な内容。児童虐待、ドメスティック・バイオレンス、アルコール依存症など、現代社会の病理に鋭い視線を向けつつ、ショッキングな描写を盛り込んだエンターテイメント性の高い作品となっています。
主人公の児童相談所職員には『ラブ&ポップ』『D坂の殺人事件』『呪怨』(ビデオ版)『発狂する唇』などカルト的な作品にも多く出演する三輪ひとみさん、危険な治験の闇に落ちていく妊婦には『サイタマノラッパー2 女子ラッパー傷だらけのライム』の桜井ふみさんら、個性的なキャストが揃っているのも注目です。
“医療の闇”から現代の狂気を浮びあがらせる衝撃作が2011年の幕開け早々ついに解禁。公開期間中には連日舞台あいさつが予定されています。