治験を題材とした『サル』(2003年)で鮮烈なデビューを飾った葉山陽一郎監督の新作『ムンクの叫び』の製作が現在進められています。
『ムンクの叫び』は、有名なムンクの絵画「叫び」に描かれた人物そっくりの顔に生まれついた男が主人公の、現代版「オペラ座の怪人」というべき物語。デザイナーとして優れた力を持ちながら、醜い容姿のために不遇の人生を歩む男の目をとおして、現代社会の歪みを描いていきます。
ヒロインを演じるのは、初主演作『完全なる飼育 〜メイド、for you〜』で大胆な演技を披露し、『ナチュラル・ウーマン2010』でも主演をつとめた亜矢乃さん。そのほか、葉山監督の治験ムービー三部作完結編となる『モルモット』で怪演を見せた沖正人さん、テレビシリーズ「魔弾戦記リュウケンドー」レギュラーの黒田耕平さん、北野武監督作品などに出演する林田麻里さん、WFCA世界ライト級王者のキックボクサー・梶原龍児さん、そして友情出演として幅広く活躍する川崎カイヤさんと、バラエティに富んだキャストが出演します。
映画はすでにクランクアップ、現在編集作業が進められており、アルゴ・ピクチャーズの配給により、9月に都内単館で公開されるのを皮切りに全国順次公開予定。国内外での国際映画祭への出品も予定されています。
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