近年、多数の映画監督を輩出する大阪芸術大学出身の新鋭・伊月肇監督の長編デビュー作となる『−×−』（マイナス・カケル・マイナス）が12月２日(土) より渋谷・ユーロスペースにて２週間限定レイトショー上映されます。公開期間中には、映画に出演している人気声優の寿美菜子さんや、山本政志監督、今泉力哉監督、吉田浩太監督など、多彩なゲストと伊月監督によるトークショーもおこなわれます。
　『−×−』は、イラク戦争開戦前夜、２００３年の大阪を舞台に、孤独なタクシードライバーとある悩みを抱えた女子中学生の日常が交差していく物語。タクシードライバーを熊切和嘉監督作品への出演で知られる澤田俊輔さん、女子中学生を映画撮影当時高校１年生だった寿美菜子さんが演じるほか、独特の存在感を放ち個性派監督から支持を集める長宗我部陽子さんらが出演。スタッフには共同脚本の松野泉さんら関西インディペンデント映画シーンの中心的存在が集結しています。
　すでに海外の映画祭で上映され注目されている作品が初の一般公開。連日21時より上映されます。