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元キックボクサーと元ボクシング世界チャンピオンが揃い踏み:『JUDGEMENT』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつに登壇したキャスト・スタッフ。後列左より、門肇さん、堀越のりさん、横川康次さん、大野由加里さん、MADOKAさん。前列左から辻岡正人監督、ガッツ石松さん

 俳優としても活躍する辻岡正人監督がメガホンをとったサイコサスペンス『JUDGEMENT』(ジャッジメント)が11月10日に池袋シネマ・ロサで初日を迎え、横川康次さんと堀越のりさん、辻岡監督らキャスト・スタッフが舞台あいさつをおこないました。
 『JUDGEMENT』は、元ボクサーの町村がこれまでの人生で関わってきた人々の生死に関わる“究極の選択”を繰り返し求められ疲弊していく姿を、ワンシチュエーションで描いた作品。
 辻岡監督は「人間は誰もいろいろ選びながら人生を生きていってると思うんですけど、選んではいけないことがあって、人の命というものは選んではいけないし、心の中で選んだとしても口に出すものじゃないというのがぼくの個人的な意見なんです。だけど、人間誰しも心の中を覗いてみたくなるもので、選んだ場合の人間の末路がどうなるのか。それを詰め込んだ作品です」と作品の意図を説明。
 町村を演じた横川さんは元プロキックボクサーという経歴を持っており、元ボクサーという役柄に「けっこう共感できる部分もありました」とコメント。「とても救いを求めている役だと思いました。それをスクリーンで観てもらいたいと思います」と役について語りました。

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「バイオレンス描写、エグい描写も多々あるんですけど、一番見てもらいたいのは主人公の心の葛藤。どうやってもがき苦しみながら人を選ぶのか垣間見てほしいです」と辻岡正人監督

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「昔から“自分がされたら嫌なことは人にするな”と言われて生きてきまして“自分がされたら嫌なことを映画で描いてみよう”というのが(執筆の)きっかけですね」と脚本の門肇さん

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町村という役について「選ばなければ自分がどうにかなっちゃうという状況になったときに、結局は“自分がかわいい”という部分が出ましたね(笑)」と振り返った横川康次さん

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「撮影は2年前の冬になるんですね。ものすごく無機質なコンクリートの中で長回しをしたり、“寒かったな”というのをいまでも思いだします(笑)」と撮影の思い出を語った堀越のりさん

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「血がバーッと出たりとか、ほんとに(血のりを)惜しげもなく使っていましたね。辻岡監督はさすがバイオレンス系監督と思いながら、現場はとても楽しかったです」と大野由加里さん

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主題歌「JUSTICE」を歌うMADOKAさんは作詞も担当。「あらすじをお聞きして、自分の中で“究極の選択とはなにか?”とイメージして書きました。映画の内容とリンクして聞いていただけたら」

 そして、映画に出演しているガッツ石松さんもほかの仕事の現場から急遽駆けつけて舞台あいさつに途中から参加。舞台あいさつをさらに盛り上げました。

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ほかの仕事を終えて舞台あいさつに駆けつけたガッツ石松さん

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「初日だというので観にいこうと思って来たんですよね。そしたら私は出てたんですね」というガッツさんのあいさつにほかの出演者からも思わず笑いが

 バイオレンス描写もふんだんに盛り込まれた密室サスペンス『JUDGEMENT』は11月10日(土)より16日(金)まで池袋シネマ・ロサにて1週間限定レイトショー。映画公開に先がけて映画をモチーフにしたiPhone用無料ゲームアプリがリリースされており、ゲームをクリアすると「アプリ割引」として当日一般料金から500円引きで鑑賞できるという、映画とゲームを連携させた初の試みもおこなわれています。

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