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モンゴルと日本を結ぶ映画がプレイボール! 『モンゴル野球青春期 バクシャー』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった水澤紳吾さん、石田卓也さん、武正晴監督(左より)

 モンゴルロケを敢行し、現地の俳優・スタッフも多数参加して製作された日本・モンゴル国交40周年記念映画『モンゴル野球青春期 バクシャー』が6月15日に新宿K's cinemaで初日を迎え、主演の石田卓也さん、共演の水澤紳吾さん、武正晴(たけ・まさはる)監督が舞台あいさつをおこないました。
 『モンゴル野球青春期 バクシャー』は、実際にモンゴルで野球の指導をした関根淳(せきね・まこと)さんが自身の体験を書いた同名ノンフィクションを原作に、モンゴルで野球の指導をすることになった元・高校球児が文化の違いや現地の人々との確執を経験しつつ野球の「バクシャー(モンゴル語で“先生”)」として活躍する姿を描いた作品。
 関根さんをモデルとした主人公・関根淳を演じた石田さんは「やっとみなさんに観ていただくことができまして嬉しいです」とあいさつ。モンゴルでの撮影について「言葉はメチャクチャ苦労しましたね。なにもわからない状態からモンゴルに行って、最後はほんとに自分の気持ちで(言葉が)言えるようにというのは意識しました。撮影が割と順番に撮っていたので、それは助かりました」と振り返りました。
 主人公がモンゴルで出会うちょっと風変わりな日本人・中野さんを演じた水澤さんは「野球の映画だったのでグローブを持っていって、撮影の合間に武監督とキャッチボールをしていたんです。そしたらいろんな人が“投げさせてくれ”って」と、撮影をつうじてスタッフや周囲の人たちの間でキャッチボールがはやったというエピソードを披露。武監督が「水澤さんは名門・仙台育英の野球部だったんですよ」と紹介すると客席からは驚きの声が上がりましたが、水澤さんは「マネージャーだったんです。先輩から“お前は卒業したら仙台育英の卒業生だと言うな”と言われました(笑)」と明かし、笑いを誘いました。
 また、客席には原作者の関根淳さんと妻のソロンゴさんが来場しており、武監督は「おふたりがいたおかげでぼくたちはこの映画を作ることができたので、ほんとにありがとうございました」と感謝の言葉を贈りました。

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「初日を迎えてワクワクドキドキ、ホッとしておりますが、これだけのお客さんに来ていただきまして感激しております。ぼくも(上映を)観ていたのですが、まだ客観的に観られず感動しております」と武正晴監督

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野菜好きのため「お肉料理が多かったので大変は大変でしたね」とモンゴルでの撮影の苦労も語った関根淳役の石田卓也さん。「初日がこんな満席でホッとしています。ほんとにいろいろな人に観てもらいたいです」

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「(映画を観た)みなさんがすがすがしい顔をされているようにお見受けして、この映画はすがすがしいじゃないですか。そういうのが届けばいいなと思っています」と中野仁(なかの・じん)役の水澤紳吾さん

 「この映画を広く長く伝えていければ」と想いを語った武監督は「モンゴルに興味のある方や野球をやっていた方、野球の好きな方、もしくは映画の好きな方が来てくださったと思うのですが、なにか発見があったら周りの方に“こういう映画があるんだ”ということを伝えてあげてください」というメッセージで舞台あいさつを締めくくりました。
 そして、登壇者の3人は舞台あいさつ終了後は劇場ロビーに立ち、映画を鑑賞したばかりの観客のみなさんと会話を交わすなど交流をおこないました。

 モンゴルでも全国公開される『モンゴル野球青春期 バクシャー』は、日本では新宿K's cinemaにて6月15日(土)より上映中。上映期間中にはイベントも開催されます。

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