葉山陽一郎監督の新作2本が10月下旬よりラピュタ阿佐ヶ谷にて2本連続公開されることが決定しました。公開されるのは、グラビアで人気の森下悠里さんが主演をつとめる官能ホラー『情事』と、フランスの名作小説を原案にベテラン・萩原流行さんと新鋭・福地亜紗美さんが主演する恋愛悲劇『瞳をとじて』の2作品。
『情事』は、ラブホテルの中に閉じこめられてしまったカップルを主人公に、“死の世界“をエロスと恐怖で表現していきます。カップルの女・篠原絵里子を演じる森下悠里さんは大胆な演技にも挑戦。もうひとりの主人公・櫻井亮役で葉山監督作品『ザ・オオシマギャング』の尾関伸嗣さんが森下さんとのダブル主演をつとめるほか、ラブホテル従業員を「ぼっけえ、きょうてえ」などで知られる恐怖小説家の岩井志麻子さんが演じているのも注目です。
『瞳をとじて』はアンドレ・ジッドの小説「田園交響楽」が原案。16歳のときに「田園交響楽」を読み魅了された葉山監督が30年来の想いを叶え、自らの故郷である鎌倉を舞台に映画化を果たしました。心に傷を負った盲目の少女・百合絵と、彼女を引き取った元・高校教師の神野智明を中心とした悲しき愛の物語で、主人公の高校教師には演じるのは葉山監督作品『君はまだ、無名だった。』で印象深い演技を見せた萩原流行さん、ヒロインの少女はドラマ・映画「鈴木先生」などに出演する福地亜紗美さん。また、神野の息子役でアニメ主題歌も手がけるシンガーソングライターの前川紘毅さんが出演します。
『情事』は10月25日(土)より1週間、連日20時より、『瞳をとじて』は11月1日(土)より1週間、連日11時よりそれぞれ1日1回の上映。公開初日にはそれぞれの主演俳優と葉山監督、スタッフ・キャストによる舞台あいさつが予定されています。
官能と恐怖の世界と、美しく悲しい愛の世界。これまでも幅広い作品を送り出してきた葉山監督の、タッチの異なるふたつの世界を堪能できる2週間となっています。