様々な事件を伝えるニュースキャスターがニュースの背後にある恐怖の真実を知っていくホラー映画『呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版』が1月18日に池袋シネマ・ロサで東京公開初日を迎え、主演の増田有華さんと主題歌を歌うバンド・赤い公園、瑠東東一郎監督が舞台あいさつをおこないました。
2012年に関西テレビで放映されたドラマシリーズの劇場版となる『呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版』は、増田さん演じるニュースキャスター・北川玲花が主人公。理由もわからぬままある病院に閉じ込められた玲花が体験する恐怖が描かれていきます。
ホラー映画は2作目の主演となる増田さんは「ホラーを撮ると自分に憑いちゃうんじゃないかなってすごい怖かったんですけど、現場がすごく面白くて和気藹々としていたので、そういう不安もなく順調に進めることができたので、すごく楽しい現場でしたね」と振り返る一方で「噂によると1ヶ所、霊感のある人は“あれ、嘘だよね?”となるところがあるんです」と、気になる発言を。「(公開を迎えて)みなさんにも気づいていただく機会かなと思うので、ちょっと探してほしいなと思います」と、一風変わった見どころをアピールしました。
撮影中にあの人の物真似も?『呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版』初日舞台あいさつ
舞台あいさつをおこなった瑠東東一郎(るとう・とういちろう)監督、増田有華さん、赤い公園の佐藤千明さん、津野米咲(つの・まいさ)さん、歌川菜穂さん、藤本ひかりさん(左より)
先行公開された大阪で映画を観て「音もリアルでしたし、真っ暗な中で観るので暗いからこそ見える表情の変化だったり、リアルで臨場感があったので、映画館で観るべき映画だなと感じました」という北川玲花役の増田有華さん
主題歌「ひつじ屋さん」を歌う赤い公園の佐藤千明さん、津野米咲さん、歌川菜穂さん、藤本ひかりさん(左より)。映画がきっかけで赤い公園を知ったという増田さんは「見事にハマっちゃいまして、世界観というか、聴いていてすごく人を魅了するものがあるなと思って、それからすごく聴いてます」とのこと
テレビ版に続いて主題歌を担当した赤い公園のボーカル・佐藤千明さんは「メッチャ怖かったです」と映画を観ての感想を述べ、バンドの中で一番怖がりだというギターの津野米咲さんは「音がすごい怖いんですね。音が怖いので、私は“この音はどうやって編集して作っているのか?”って、音楽的に考えて聴くことで逃げていました」と、ミュージシャンならではの怖さ回避法を紹介しました。
「あえてCGとかを使わずに、増田さんの芝居だったり、映像だったり、その中で怖さを出していくみたいな、骨太なホラー映画になっていますので、そのへんを楽しんでいただきたいと思います」と瑠東東一郎監督
「普段からよく“曲が怖い”と言われるんですけど、まったく怖い曲を作ろうと思っているわけではなかったんですね」という赤い公園・津野さんの言葉に、増田さんは思わず「ウソ!?」。「ただ、今回このお話をいただいて、本気で怖いのを作ってみようと思いました」と津野さん
増田さんは、ニュースキャスターという役柄のため「1回だけ“滝川クリステルです”って(物真似で)やったんですけど、これは『呪報』じゃないなって(笑)。本番は勇気がなくてできなかったんですけど」と、撮影中の裏話も披露。そして「いろいろなホラー映画を映画館で観たり家で観たりしてきたんですけど『呪報』は唯一無二の“これが一番怖い”って思えるくらい、自分の中で自信のある作品になっています」と、映画の出来栄えに自信を見せました。
増田さんのほか、丸高愛実さん、唐渡亮さん、二宮星さん、尾崎ナナさんらが共演する『呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版』は、1月18日(土)より池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開されています。