東京藝術大学大学院映像研究科出身の新鋭・濱口竜介監督がメガホンをとり、染谷将太さん、渋川清彦さん、石田法嗣さんという現在の日本映画界注目の俳優陣が出演する中編『不気味なものの肌に触れる』が、３月１日よりオーディトリウム渋谷にて２週間限定公開されています。
　『不気味なものの肌に触れる』は、親が死亡し異父兄に引き取られた少年・千尋を主人公に、同い年の少年・直也とのダンスに夢中になる千尋の周囲で起こる出来事を描いたストーリー。千尋を染谷将太さん、千尋の異父兄・斗吾を渋川清彦さん、直也を石田法嗣さんが演じるほか、村上淳さん、河井青葉さん、瀬戸夏実さんといった実力派キャストが共演しています。
　２０１３年に製作された『不気味なものの肌に触れる』は、これまでは２０１３年に京阪神で開催された特集上映「濱口竜介プロスペクティブ in Kansai」での上映と映画配信サイト「LOAD SHOW」での有料ダウンロード配信のみで、東京での劇場公開は今回の上映が初。今回の上映では、濱口監督の短編や染谷将太さんの監督作品などが日替わりで併映されます。

　また、同作の劇場公開を記念して「濱口竜介プロスペクティブ in Tokyo」もオーディトリウム渋谷にて同時開催。国内外の映画祭で高く評価された『PASSION』（２００８年）をはじめ、東京藝術大学大学院入学前の作品から最近の作品まで濱口監督の作品が一挙上映されるのに加え、染谷さん、渋川さん、石田さんの『不気味なものの肌に触れる』出演の３俳優が「いまもっとも映画館で観たい作品」として選んだ３作品も上映されます。