人気アーティストへの楽曲提供でも知られるミュージシャン・堂島孝平さんが初めて主演をつとめた映画『さよならケーキとふしぎなランプ』が、4月下旬より吉祥寺バウスシアターのクロージング作品として上映されることが決定しました。
『さよならケーキとふしぎなランプ』は、吉祥寺を愛する映画人たちを中心に地元に密着した映画を製作・公開するプロジェクト「ムサシノ吉祥寺で映画を撮ろう!」から生まれた作品。『セバスチャン』(2008年/宮田宗吉監督)『あまっちょろいラブソング』(2010年/宮田宗吉監督)『あんてるさんの花』(2012年/宝来忠昭監督)に続く同プロジェクト第4弾作品となります。
映画の主人公は、吉祥寺でカフェを営むケーキ作りの苦手なオーナー“このぎしさん”。このぎしさんと、家出してこのぎしさんのカフェで働くことになったパティシエの波奈美あき、ある日カフェに現れたあきの父の和義、カフェの常連客たちが織りなす物語が、このぎしさんが毎夜灯すランプの光とともに描かれていきます。
脚本は前作『あんてるさんの花』でも脚本を担当したビーグル大塚さん。メガホンをとったのは、2013年公開の『ゆるせない、逢いたい』で商業作品デビューした金井純一監督。
主人公のこのぎしさんを堂島さんが演じるほか、波奈美あき役を主演作『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』をはじめ多くの作品に出演する平田薫さん、あきの父・和義役をWAHAHA本舗の梅垣義明さんが演じます。
『さよならケーキとふしぎなランプ』が上映される吉祥寺バウスシアターは、1984年の開館以来、幅広いラインナップや独自の企画で吉祥寺市民はもちろん広く映画ファンに愛されてきましたが、5月末日をもって30年の歴史に幕を下ろすことが決定しています。『さよならケーキとふしぎなランプ』は、これまでの「ムサシノ吉祥寺で映画を撮ろう!」3作品も上映してきた同シアターのクロージング作品となるほか、全国順次公開されます。