日本映画専門情報サイト:fjmovie.com

fjmovie.comトップページニュース一覧>俳優同士で悩みを解決? 「青春ディスカバリーフィルム~いつだって青春編~」初日舞台あいさつ

俳優同士で悩みを解決? 「青春ディスカバリーフィルム~いつだって青春編~」初日舞台あいさつ

記事メイン写真

映画のタイトルの入ったお揃いのTシャツ姿でポーズを決める鈴木拡樹さん(左)と馬場良馬さん

 “青春”をテーマにしたショートムービープロジェクトから生まれた4本の短編を一挙上映する「青春ディスカバリーフィルム~いつだって青春編~」が8月8日に公開され、シネマート新宿で出演者の鈴木拡樹さんと馬場良馬さんが舞台あいさつをおこないました。
 「青春ディスカバリーフィルム」は、若手俳優陣と気鋭の監督たちによるショートムービーの新たな魅力を発見するプロジェクト。「~いつだって青春編~」は谷健二監督作品『23時59分59秒』、いまおかしんじ監督作品『なんでも埋葬屋望月』、城定秀夫監督作品『張り込みメシ』、田尻裕司監督作品『純愛ストーカーくん』の4作品で構成されています。
 『なんでも埋葬屋望月』に主演する鈴木さんは「この作品は4本の作品が詰まっています。ご覧いただいたとおり、季節も冬(が舞台)のものもあったり、夏のものもあったり、けっこう長い時間をかけて作っています。そうやって生まれた作品をみなさんにまず観ていただいたことをとても嬉しく思います」とあいさつし、『張り込みメシ』主演の馬場さんは「やっぱりこの作品はショートフィルムが4本あるので、ぼくはいちお客さんとして、自分が出ていない作品もいろいろ楽しめるのはいいなあって思いました」とショートムービーの魅力についてコメント。
 “埋葬屋”という変わった仕事の男・望月を演じた鈴木さんは「望月は人とコミュニケーションをとるのが難しいタイプで、でも子どもっぽいと監督もおっしゃっていたので、自分が持っていないカラーの子どもっぽさを出せたらいいなと考えたところはありました。そういうところは楽しんでやっていましたね」と、軽い性格の刑事・中村を演じた馬場さんは「ほとんど(共演の)波岡(一喜)さんと二人芝居で、波岡さんはエリートで堅物でまっすぐな人の役なので、二人芝居の中でそこをどれだけかき乱せるかみたいなところは意識しましたけど、普段の馬場良馬でいれば必然的に中村の軽さだったりが出るんじゃないかと思いまして、普段の馬場良馬をどれだけお芝居として成立させられるかというのは意識しましたね」と、それぞれの役作りを振り返りました。

記事メイン写真

舞台と映像双方で活躍するふたりが舞台と映像の違いを語る場面も。
「映像だと映る枠が決まっていますからね。そこを考えるのが難しいなっていつも思います。やっぱり勉強させられますね。楽しいです」(鈴木さん)
「舞台だとお客さんと一緒に作っていく一体感がありますけど、映画は自分も含めて客観的に作品を観られるというところで違うなと思いますね」(馬場さん)

 そして特別な趣向として、鈴木さんが「どんな悩みでもぶった切ってくれる“ぶった切り屋”」として馬場さんの悩みを解決するコーナーも。夏の撮影で「汗はどうしたらいいんですかね」という質問には「バレないように水をかぶればいいんじゃないかな」、「日傘を差していてもいつの間にか黒くなっちゃって」という悩みには「先に日サロに行けばいいんじゃないかな。最初から焼いておけば」、「若さを保つ秘訣は?」という質問には「コラーゲンだよ。なりふり構っていられないから錠剤を飲もう」と鈴木さんの名回答が炸裂。客席からは大きな笑いと拍手が沸き起こりました。

コメント写真

上映後の大きな拍手に「みなさんに楽しんでいただけたんだなというのが拍手の熱で伝わりました」と『なんでも埋葬屋望月』望月役の鈴木拡樹さん

コメント写真

「今回の4作品、ほんとに四者四様の作品がありますので、いろいろなかたちで作品を楽しんめると思います」と『張り込みメシ』中村役の馬場良馬さん

コメント写真

「若さを保つ秘訣」の流れで「あと何年ヒザを出していけるか、それが勝負だ」「鈴木さんもヒザ出していますからね」という場内大笑いのやりとりも

 鈴木さんは「我々、この4作品をほんとに長い期間をかけて作ってきました。たくさんの方に観ていただきたいなと思います。ぜひぜひ、みなさんお勧めしてください」、馬場さんは「みなさんにこの作品が末永く愛されれば『青春ディスカバリーフィルム~いつだって○○編~』(=続編)ができるかもしれません。『いつだって○○編』のために、みなさんぜひこれからもよろしくお願いします」と、それぞれ作品をPRして舞台あいさつを締めくくりました。

 鈴木さん、馬場さんのほか、中村誠治郎さん(『23時59分59秒』)、河原田巧也さんと高崎翔太さん(『なんでも埋葬屋望月』)、波岡一喜さん(『張り込みメシ』)、富田翔さんと荒牧慶彦さん(『純愛ストーカーくん』)と、人気の俳優陣が出演し、4人の監督たちがそれぞれの個性あふれる世界を描く「青春ディスカバリーフィルム~いつだって青春編~」は、8月8日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて上映されています。

スポンサーリンク