3.11より4年を迎える今春、海上自衛隊の全面協力を得て制作された東日本大震災の実録ドキュメンタリー『ポセイドンの涙』が3月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて上映されています。
『ポセイドンの涙』は、震災後に被災地で救援活動をおこなった自衛隊員への取材や自衛隊員と被災者の再会をとおして、災害派遣活動に携わった「ひとりの人間」としての自衛隊員たちの想いを、海上自衛隊が震災直後に撮影した映像も交えながら描いた作品。
話題となった自衛官のイメージDVD「国防男子」「国防女子」などミリタリー関連の映像作品を多く手がける大島孝夫監督と、書籍編集など多方面で活躍する鹿島潤監督が共同で監督をつとめ、俳優・榎木孝明さんがナレーションをつとめています。
公開初日の3月7日には舞台あいさつがおこなわれ、榎木さんが「冷静にナレーションを入れなければならないところ、つい感情移入してしまうシーンがいくつもありました。震災からまもなく4年を迎えますが、このことが風化しないようより多くの方にご覧いただければと思います」と、鹿島監督が「本日来られなかった共同監督の大島監督とともに御礼申し上げます。この映画には私だけではなく、いろいろな方の想いが込められています。特に我々日本人ならば、復興への願いは強いと思いますが、この作品を通してそのことを広く知ってもらえたら幸いです」と、それぞれ初日を迎えての心境を述べました。
『ポセイドンの涙』はヒューマントラストシネマ渋谷では3月20日(金)まで上映予定。今後、大阪十三・シアターセブンで3月14日(土)より上映されるほか、長野・上田、京都・舞鶴で公開されます。