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新鋭・三澤拓哉監督『3泊4日、5時の鐘』第3回シロス国際映画祭デビュー部門作品賞受賞

 1987年生まれの新人・三澤拓哉監督の初監督・脚本作品『3泊4日、5時の鐘』が、ギリシャで開催された第3回シロス国際映画祭(Syros International Film Festival:7月3日〜12日開催)のデビューコンペティション部門作品賞を受賞しました。日本公開は9月19日に決定しています。
 『3泊4日、5時の鐘』(英題『Chigasaki Story』)は、神奈川県茅ヶ崎市に実在し、かつて小津安二郎監督が脚本執筆に利用していた老舗旅館・茅ヶ崎館を舞台にした作品。友人の結婚パーティー出席のため茅ヶ崎館を訪れた女性を主人公に、登場人物の複雑に絡み合う感情を描いています。
 4月には第5回北京国際映画祭注目未来部門の脚本賞を受賞しており、海外映画祭での受賞は2賞目。三澤監督は下記のようにコメントを発表しています。

三澤拓哉監督コメント

映画祭のFacebookページで受賞したことを知り、本当に驚きました。作品への評価は新人の私をサポートしてくださった、スタッフ・キャスト、みなさんのおかげで、そうした方々によい報告ができるのは嬉しいです。

 『3泊4日、5時の鐘』は、出演もしている杉野希妃さんがエグゼクティブ・プロデューサーをつとめ、主演は『ほとりの朔子』『物置のピアノ』『ストロボ・エッジ』など映画出演が続く若手女優の小篠恵奈さん。
 9月19日(土)より新宿K's cinema、10月31日(土)より大阪シネ・ヌーヴォほか、全国順次公開予定となっています。

『3泊4日、5時の鐘』ストーリー

同じ会社に勤める花梨(小篠恵奈)と真紀(杉野希妃)は元・同僚で老舗旅館・茅ヶ崎館の長女である理沙(堀夏子)の結婚パーティーに出席するため茅ヶ崎を訪れる。そこで自由奔放な花梨は茅ヶ崎館でバイトする大学生の知春(中崎敏)を弄ぶが、花梨とは対照的な性格の真紀は自分勝手な彼女に対して怒りをぶつける。しかし大学のゼミ合宿で偶然茅ヶ崎館を訪れていた大学時代の教授・近藤(二階堂智)と再会し、真紀の苛立ちは消えてしまう。実は真紀は学生時代彼に好意を抱いていたのだ。そこに知春を密かに思う大学生の彩子(福島珠理)や理沙の弟の宏太(栁俊太郎)も加わり、次第に登場人物たちの感情が複雑に絡まりはじめていく。
作品スチール

3泊4日、5時の鐘

  • エグゼクティブプロデューサー:杉野希妃
  • 監督・脚本:三澤拓哉
  • 出演:小篠恵奈 杉野希妃 堀夏子 中崎敏 栁俊太郎 福島珠理 二階堂智 ほか

9月19日(土)より新宿K's cinema、10月31日(土)より大阪シネ・ヌーヴォほか、全国順次公開

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