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森川彩香さん映画初主演は「笑顔を作るのが大変」 『教科書にないッ!』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった百合沙さん、片山萌美さん、森川彩香さん、馬場良馬さん、佐々木詳太監督(左より)
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 人気コミックを原作に、生徒と教師のちょっとキケンな共同生活を描いたラブコメディ『教科書にないッ!』が6月18日に渋谷HUMAXシネマで初日を迎え、主演の森川彩香さんと馬場良馬さんら出演者と佐々木詳太監督が舞台あいさつをおこないました。

 岡田和人さんが雑誌「ヤングチャンピオン」で連載した同名コミックを映画化した『教科書にないッ!』は、ヤクザの組長の一人娘で女子高生の白樺綾と、綾に気に入られて同居することになってしまった教師の大楽有彦(たいらく・ありひこ)が主人公の学園ラブコメディ。綾と大楽を中心に、生徒や教師たちが巻き起こす騒動をちょっとエッチな表現も交えて描かれていきます。

 舞台あいさつは上映終了後におこなわれ、AKB48卒業生でこれが映画初出演となる綾役の森川彩香さんは「映画を観ていただくのはとても緊張したんですけど、みなさまいかがでしたでしょうか?」と観客のみなさんに問いかけ、客席からの大きな拍手に「ありがとうございます」と感謝の言葉を。
 また、森川さんが「綾ちゃんはずうっとニコニコしているんですよ。笑顔を作るのがすごく大変で、お風呂場とかでずうっとほっぺをあげていました」と初映画の苦労を明かすと、大楽役の馬場良馬さんは「え、元アイドルだよね? アイドルって笑顔が得意なイメージがあるんだけど」とビックリ。森川さんは「私は暗い曲のほうが得意なんですよ。笑顔はたまに“引きつってるね”と言われるんで(笑)」と笑いを見せつつ説明しました。
 馬場良馬さんはラブコメディ出演は初めてで「やっぱり、今年32歳ですし、役者をやっていく上でいろいろな役をできないと役者としては必要とされていかないなと思うので、今回こうして体当たりのラブコメをできたのはすごく監督に感謝していますね」と初挑戦のジャンルの感想を述べ、女性とのちょっとエッチなシーンも多い大楽という役を「役得でした!」と振り返りました。

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主人公の女子高生・白樺綾を演じた森川彩香さん

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主人公の高校教師・大楽有彦役の馬場良馬さん

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メガホンをとった佐々木詳太監督

 森川さんはアニメ「ガンダム」の模型=ガンプラ好きで知られており、この作品のオーディションでも「“普段の自分を見せてほしい”と言われて、私はガンプラで闘っている姿を見せてしまったんですよ(笑)。そんな姿を見せてしまったので受かるとは思っていなかったんですけど、マネージャーさんから“受かったよ”と聞いて、ほんとによかったと思いました」と、まさかの告白を。
 佐々木監督はそんなオーディションでの森川さんを「こいつで大丈夫かなと思ったんですけど(笑)」と笑いつつ「みんな飾ってる感じがある中で森川だけは自分を出して、お姉ちゃんがガンプラを踏んで壊しちゃってケンカするところみたいなことをやってくれたので」と起用の理由を説明し、オーディションを一緒に受けていたという五月弥生役の片山萌美さんは「真横でガンプラをウィーンウィーンってやっているのを聞いていて“私もう受かんないな”と思いました」と話して客席に大きな笑いを巻き起こしました。

 片山さんはさらに「私は男っぽいとかすごく言われるし、喋るときもバンバン言ってしまうタイプで、五月先生とは真逆の性格なんですね。だから五月先生をやるときはけっこう大変で、自分を抑えこんで言いたいことを我慢している女性を一生懸命演じていました。それができたことはすごく糧になったというか、自分の中で新しい面が生まれたかなと思います」と五月弥生という役を演じての心境を語り、劇中で格闘シーンも演じている小菅サキ役の百合沙さんは「蹴ったり殴ったりすることは日常でないので、殴りながらセリフを言うというのが実は一番大変だったかなと思います。今回この映画でアクションをやらせてもらったので、本格的にやろうと思ってアクションレッスンを始めたんですよ。(レッスンを始めてから『教科書にないッ!』を)見返してみたら、けっこうできてて“自分すげえな”と思いました。これからも続けていこうと思います」と、この作品が新たな挑戦のきっかけとなったと話しました。

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大楽が憧れる女性教師・五月弥生役の片山萌美さん

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女の子に興味がある女生徒・小菅サキ役の百合沙さん

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森川彩香さんのガンプラエピソードに驚く馬場良馬さん

 『教科書にないッ!』は、続編『教科書にないッ! 2』も同時に製作され同時期に公開。森川さんは「『パート2』も観にきてくれたら嬉しいです」とアピールし、馬場さんは「映画は『パート1』『パート2』とありますが、そのあとも原作は話が続いているので、たくさんの方にこの映画が愛されて、続いていったらすごく幸せなことだと思いますし、そのときにはぼくもまた体当たりでラブコメがんばります」とさらなる続編にも意欲を。佐々木監督は「『パート2』は『1』と違って社会派の物語になっていますので」とジョークを交えながら「『パート3』ができるかどうかは『1』『2』がどれだけ観ていただけるかに掛かっていますので、よろしくお願いします」と、応援を呼びかけました。

 舞台あいさつ登壇者のほか、麻里梨夏さんや弓削智久さん(『2』のみ出演)らが共演する『教科書にないッ!』は、6月18日(土)より渋谷HUMAXシネマにて6日間限定上映(※『パート1』『パート2』を日替わり上映)、7月9日(土)より大阪のシネ・ヌーヴォXにて1週間限定上映(※連日『パート1』『パート2』を上映)されます。

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