グループ名にちなんで、監督も一緒に「モンスター」ポーズ。後列左より、藤方彩乃さん、眞壁小百合さん、木下沙央里さん、手塚穂奈美さん。前列左より、水口奈美さん、中山安美さん、吉井渚沙さん、松本優子さん、土田準平監督
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20歳以上のメンバーで結成された“大人系アイドルグループ”DREAMING MONSTERの初主演映画『夢の続きをもう一度』(2017年公開予定)のクランクアップ会見が7月20日に都内でおこなわれ、DREAMING MONSTERと土田準平監督が出席しました。
DREAMING MONSTERは「夢の続きをもう一度」をコンセプトに2015年に結成されたグループで、メンバーの脱退・加入などを経て現在はメンバー8人でライブ出演などを中心に活動中。会見は、グループ初のワンマンライブの開演前におこなわれました。
DREAMING MONSTERのコンセプトをそのままタイトルにした映画『夢の続きをもう一度』は、東京・あきる野市を舞台に、大学のダンスサークルのメンバーやサークルOG、メンバーの小学校時代の友人など8人の女性が織りなす青春ストーリーとなっています。
DREAMING MONSTERのメンバーは「メンバー全員で主演ということで、まさかみんなで出られるとは思っていなかったのですごく嬉しかったですし、普段は見られない演技をするメンバーの姿を見られるのが楽しみでもありました」(水口奈美さん)、「デビューして約1年なんですけど、1年前はまさか自分が映画に出るなんて思ってもみなかったので、お話をいただいたときはすごく嬉しくて、メンバー全員で出られることがすごく嬉しかったです」(松本優子さん)、「私は少し演技のレッスンを受けていたこともあったので(演技を)やってみたいなと思ったのと、このメンバーでできるのが嬉しいと思いましたし、私は東京出身ということで地元で映画が撮れるのも嬉しかったです」(吉井渚沙さん)、「私は演技をしたことがなくて映画とは無縁だと思っていたので、映画に出ると決まってビックリでしたし、セリフを覚えられるかなという不安もありましたが、やっているうちにすごく楽しくなって、もっと演技したいなという気持ちになりました」(眞壁小百合さん)と、それぞれ初の映画主演をつとめての感想を述べました。
映画『夢の続きをもう一度』は、DREAMING MONSTERの曲「Youthful days」のミュージックビデオを手がけた土田監督がグループのコンセプトに感銘を受けていたところ、プロデューサーより地域の活性映画の企画を提案され「アイドルというのは人を元気にさせる職業だと思うので、地域活性映画×アイドルでやれば絶対に面白いものになるんじゃないかと思って、彼女たちにお願いしたいと」(土田監督談)実現した作品。
土田監督は舞台でありロケ地となったあきる野市について「とにかく景色がきれいでカメラをどこに向けても背景がきれいになるんです。それから、作品自体も一歩を踏み出せない女の子の話なので、都心から1時間というあきる野の距離感もテーマにあっているのかなと思います」とコメントしました。
あきる野市で合宿体制でおこなわれた撮影はスケジュール的にハードな部分もあったそうで、ダンスサークルメンバーであきる野出身の安美を演じた中山安美さんは「朝まで撮影して1時間休憩して、また撮影してからライブしてみたいな感じで、ほぼ24時間起きている感じでしんどかったりしましたけど、やりがいもすごくありました。私は泣くシーンがあって、演技初心者だし絶対に泣けないと思っていたんですけど実際やってみたら号泣で、雰囲気とか教えてもらったことで“自分はこんなこともできるんだ”と思って、新しい自分を発見することもできました」、小学校時代に安美と仲の良かった渚沙を演じた吉井渚沙さんは「私は学生で学校とも両立して撮影したのですごく大変だったのと、(撮影で)ちょっと山奥のほうに行ったりして怖いこともあったんですけど、撮影部の方々や、あみにゃん(中山さん)も一緒にいたので、怖いけど楽しかったです。あと、私はみんなと打ち解けない役だったので、普通に(メンバーと)一緒にいると演技のときに気持ちが入らないのでちょっと遠ざかっていたんですけど、私はメンバーと話すのが好きなので、それがつらかった面がありました」と、撮影を振り返りました。
メンバーには、グループのコンセプトであり映画のタイトルでもある「夢の続き」についての質問もされ、メンバーは「私にとって“夢の続き”というのは人生の宝探しみたいなものかなと思っていて、アイドルになって初めて得るものってたくさんあるので、私も挫折を繰り返して“もう夢を諦めなくてはいけない”というところまで考えていたんですけど、こうしてチャンスをいただいて諦めかけていた世界に立っていられるので、夢を持っている方々もぜひ私たちを見て夢を追い続けていただきたいと思いますし、今後もメンバー、そして支えてくださるみなさまと一緒に歩んでいきたいなと思っております」(藤方彩乃さん)、「私は諦めず行動することが一番だなと思っていて、私はDREAMING MONSTERになる前もけっこう挫折していまして、私も夢の途中なんですけど、自分自身で“夢の続きをもう一度”を体験していけたらいいなと思っています。そして、みんなに勇気を届けたいです」(中山安美さん)、「私は芸能界にずっと憧れていたんですけど、親にアイドルになりたいと全然言えなくて、気がついたら20歳を越えていて“どうしようかな”と思っていたんですけど、いざDREAMING MONSTERを見つけて行動に移せば意外となんでもできるんだなと思ったので“夢の続き”はなんでも叶うんじゃないかと思います」(木下沙央里さん)、「私の幼いころの夢はアイドルになることで、モーニング娘。さんが大好きでテレビの前で歌ったり踊ったりしていたんです。19歳のときに東京に夢を追いかけて出てきて年齢的に遅いと気付かされたんですけど、そのときDREAMING MONSTERという大人アイドルがあることを知って、こうして幼いころの夢だったアイドルになれて、これがいまの私の“夢の続き”だと思います」(手塚穂奈美さん)と、それぞれの「夢の続き」を明かしました。
そして会見に続いては、DREAMING MONSTERが映画の主題歌である「ジャパニーズフォーシーズン!」を披露しました。「ジャパニーズフォーシーズン!」は歌手・井上陽水さんの実娘である歌手・作詞家の依布サラサさんが作詞、数々の人気アーティストに曲を提供する田辺晋太郎さんが作曲を手がけたアップテンポのナンバーで、映画に先がけ9月27日にDREAM MONSTER初のシングルとしてリリースされます。
映画主題歌「ジャパニーズフォーシーズン!」を披露するDREAMING MONSTER ※画像をクリックすると大きく表示します
映画主題歌「ジャパニーズフォーシーズン!」を披露するDREAMING MONSTER ※画像をクリックすると大きく表示します
映画『夢の続きをもう一度』は今関あきよし監督作品『クレヴァニ、愛のトンネル』などの脚本などを手がけるいしかわ彰さんが脚本を担当。地域活性映画を多く製作するアイエス・フィールドの製作・配給により、2017年公開予定です。