映画界の一線で活躍する映画人を多数輩出している映画美学校の脚本コースの新年度開講を前に、講師陣による講義を無料で体験できるオープンスクールが4月に3回にわたり開催されます。
映画美学校の脚本コースは2011年にスタートし、映画やテレビ作品に携わるプロが講師をつとめて「いまの時代に活躍できる脚本家を養成する」ための実践的なカリキュラムにより受講生を指導。すでに、映画『桜並木の満開の下に』やテレビアニメ「牙狼〈GARO〉 -炎の刻印-」などの村越繁さんや、テレビアニメ「シドニアの騎士」の山田哲弥さんら、修了生が映画・テレビの現場で活躍を始めています。
オープンスクールは、4月からの講座を担当する3人の講師が1日ずつ担当して開催されます。
4月2日(土)の第1回目の担当は、『リング』シリーズなどの脚本や監督作『恐怖』で知られる脚本家・監督で脚本コース主任講師の高橋洋さん。
4月3日(日)の第2回目は、劇場用作品『ソラニン』『凶悪』『秘密 THE TOP SECRET』などを手掛ける脚本家・高橋泉さんが担当。
4月7日(木)の第3回目は、「邪眼霊」などを生み出した日本ホラーのキーパーソンであり「ウルトラマンティガ」「serial experiments lain」など特撮・アニメや小説も手掛ける特殊脚本家・作家の小中千昭さんが担当。
映画をあらゆる切り口から徹底解剖して「物語作り」の 核心に迫るオープンスクールは、アイデアの発想方法から、シナリオ作りの基礎までを網羅し、受講希望者だけではなく物語の創作に興味がある方も対象に、半年間の講義の内容を実体験できる機会となっています。
各回はそれぞれ約2時間の講義を予定。各回定員70名の予約制となっており、映画美学校公式サイトにて予約受付中です。
また、映画美学校脚本コースは2016年度の講義が4月21日(木曜夜コース)、4月24日(日曜昼コース)が開講。講師陣による講義のほか、脚本家の尾崎将也さん(「梅ちゃん先生」など)、脚本家の喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』)、映画監督・プロデューサーの越川道夫さん(『アレノ』『かぞくのくに』)をゲスト講師として招き、現場の声を直接聞ける機会も設けられています。