さえない男子3人組と転校生の女子、4人の中学3年生の夏休みの福島への旅を描いた尾関玄監督の長編映画『ハルをさがして』が、8月6日より下北沢トリウッドにてロードショーされます。
『ハルをさがして』のメガホンをとった尾関玄監督はこれまで『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013年/吉田恵輔監督)や「ナイトヒーローNAOTO」(2016年)など、数々の劇場用映画やテレビドラマに制作やラインプロデューサーとして携わってきており『ハルをさがして』が長編初監督作品。
脚本も尾関監督のオリジナルで、震災から1年半後の福島を舞台に、東京に住む中学生のノボルと、福島から自主避難で東京に引っ越したチエコたち4人が、チエコの飼い犬を探すために福島を旅をする姿を通して、少年少女の抱える10代の悩みやほのかな恋愛感情、そして成長が描かれていきます。
ノボル役の小柴大河さん、チエコ役の佐藤菜月さん、ノボルの同級生・マサル役の小泉凱さん、同じく同級生のヒロキ役の橋本一輝さんと、撮影時には登場人物たちと同年代だったキャストがナチュラルな中学生像を見せるほか、ベテランの洞口依子さんや小沢仁志さんが出演し作品のアクセントとなっています。