ふたりの男子大学生の友情を越えた関係を描いた人気コミック『ひだまりが聴こえる』が、多和田秀弥(たわだ・ひでや)さんと小野寺晃良(おのでら・あきら)さんの主演で実写映画化され2017年初夏に公開されることが決定しました。
マンガ家・文乃ゆきさんのデビュー作である「ひだまりが聴こえる」は、難聴のために周囲になじめない大学生・杉原航平と、同じ大学に通う明るい性格の佐川太一が出会い、関係を深めていくストーリー。2014年に刊行された単行本は2016年9月時点で14刷の重版を重ねるヒット作となっており、続編「ひだまりが聴こえる -幸福論-」も刊行されています。
杉原航平を演じる多和田秀弥さんは1993年生まれ。ミュージカル「テニスの王子様」手塚国光役や特撮ヒーローシリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」でスターニンジャーに変身するキンジ・キタガワ役で幅広い層の人気を集めています。
佐川太一を演じる小野寺晃良さんは1999年生まれで、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」出演や映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』(山口雄大監督)で主要登場人物のひとり・雨宮雅貴の少年時代を演じるなど注目度急上昇中。
実写映画版『ひだまりが聴こえる』は、ともに映画初主演となるフレッシュなふたりを迎え、劇団EXILE松組の映画プロジェクト『KABUKI DROP』で監督デビューを果たした上條大輔監督がメガホンをとります。
原作者の文乃ゆきさんは、実写化にあたり以下のようにコメントを寄せています。
実写化ということで、
漫画とはまた違った景色が見られるのかとても気になります。
完成を楽しみにしております。
主演・公開時期発表に合わせ、原作が掲載されていた雑誌「Canna」では10月22日発売の50号から原作コミックも連載再開されます。
コミックと映画でいままで以上の広がりを見せる『ひだまりが聴こえる』の世界を、どうぞお楽しみに。
『ひだまりが聴こえる』ストーリー
中学生のころから突発性難聴のためになにかと誤解を受け、周囲とうまくなじめないまま大学生になった杉原航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。そんなときに出会った同級生の佐川太一。バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする彼から「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われる。そして友情を超えたふたりの距離が近くなってきて……。