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瀬々敬久監督の新作『菊とギロチン』主演に木竜麻生さんが抜擢・東出昌大さんも出演

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『菊とギロチン』で主人公・菊を演じる木竜麻生さん(右)と、中濱鐡を演じる東出昌大さん ※クリックで拡大します

 大正時代末期を舞台にした瀬々敬久監督の新作『菊とギロチン』がこのほどクランクインし、オーディションで選ばれた女優・木竜麻生(きりゅう・まい)さんが主演に抜擢され、東出昌大さんも出演することが発表されました。

 人間の「罪と罰」を描いた4時間38分の大作長編『ヘブンズ ストーリー』(2011年)が現在も各地で上映され、ヒット作『64 -ロクヨン- 前編/後編』(2016年)を手がけるなど、インディーズからメジャーまで幅広く活動する瀬々敬久監督が、『ヘブンズ ストーリー』以来5年ぶりに手がけるオリジナル企画作品が『菊とギロチン』。
 関東大震災後の日本を舞台に、当時農村を中心に活況を呈していた「女相撲興行」の力士と、格差のない理想の世界を目指す若きアナキストたちの出会いを軸にした、ロマンス、アクション、社会風刺あり、瀬々監督が20年以上あたためた構想を実現した骨太なエンターテイメント作品となっています。

 300人以上が参加したオーディションで主人公の女相撲力士・菊役に抜擢された木竜麻生さんは1994年生まれの22歳。これまでCMや舞台、ドラマ、映画で活躍し『菊とギロチン』が初主演作となります。
 そして、アナキストグループ・ギロチン社のリーダーで菊と出会う青年・中濱鐡役には『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』など話題作への出演が続く東出昌大さん。
 そのほか、女相撲力士の十勝川役に『アジアの純真』などの韓英恵さん、アナキストの古田大次郎役に新人の佐藤寛一郎さん。さらに、渋川清彦さん、山中崇さん、井浦新さん、大⻄信満さん、嘉門洋子さん、山田真歩さん、嶋田久作さん、菅田俊さん、宇野祥平さん、嶺豪一さん、川瀬陽太さんら、現代の日本映画界を代表する個性派俳優陣が共演します。

 脚本に映像制作集団・空族(くぞく)の相澤虎之助さん(富田克也監督『サウダーヂ』などの共同脚本)を迎え、実在の人物も登場する事実に基づいたフィクション『菊とギロチン』は、2016年10月7日にクランクインし、京都府や滋賀県を中心に撮影を敢行中。
 すでに海外の配給会社からも注目を集めており、2017年の映画完成とともに日本のみならず世界に向けて展開が予定されています。

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