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11月の三鷹コミュニティシネマ映画祭で新海誠・片渕須直・市川崑3監督を特集、トークショーも開催

 東京・三鷹市で毎年開催されている「三鷹コミュニティシネマ映画祭」が今年も11月19日・20日・23日の3日間三鷹産業プラザ特設会場で開催。今年は市川崑監督、片渕須直監督、新海誠監督と話題の3監督が特集され、新海監督、片渕監督のトークショーもおこなわれます。

 新作『君の名は。』が2016年ナンバーワンヒットとなっている新海誠監督の特集は、11月19日(土)に開催。『星を追う子ども』(2011年)『雲のむこう、約束の場所』(2004年)『秒速5センチメートル』(2007年)『言の葉の庭』(2013年)と、過去の中・長編4作品の上映と新海監督のトークショーがおこなわれます。また『言の葉の庭』以外の3本は35mmフィルムによる上映という貴重な機会となっています。

【「新海誠監督特集」で上映される『雲の向こう、約束の場所』予告編 】

 こうの史代さんの原作を映画化し、女優ののんさんがヒロインの声をつとめることでも話題の『この世界の片隅に』公開が11月に控えている片渕須直監督の特集は、11月23日(水・祝)の開催。片渕監督の劇場初長編となった『アリーテ姫』(2000年)と、ファンからの熱い支持によりロングランが実現した『マイマイ新子と千年の魔法』(2009年)の2本の上映と片渕監督のトークショーがおこなわれます。

【「片渕須直監督特集」で上映される『マイマイ新子と千年の魔法』予告編 】

 市川崑監督特集は、東京オリンピックを4年後に控えたいまだからこそ観る意味のある1964年の東京オリンピック公式記録映画『東京オリンピック』(1965年)が11月20日(日)に上映されるほか、「午前十時半のワンコイン映画祭」と題して、19日(土)に『おはん』(1984年)、20日(日)に『ぼんち』(1960年)23日(水・祝)に『野火』(1959年)と、毎日10時半(上映開始)より入場料500円で上映期間中毎日作品が上映されます。

 チケットはローチケHMVでの発売となり、「新海誠監督特集」(前売2000円)と「片渕須直監督特集」(前売1500円)が10月19日(水)午前10時より、「市川崑監督特集」(前売500円)が10月26日(水)午前10時より、全国のローソンとミニストップ店頭の端末Loppiと、ローチケHMVウェブサイトで販売開始されます(「新海誠監督特集」「片渕須直監督特集」は三鷹市民枠あり/追記:「新海誠監督特集」の前売り券は完売となりました)

 2016年の日本映画に旋風を巻き起こすふたりのアニメ監督と、現在のヒット作にも多大な影響を与えている巨人の特集は、日本映画の過去と現在を知り、未来を感じるまたとない機会となることでしょう。

 「三鷹コミュニティシネマ映画祭」は、多くの観客に愛された名画座・三鷹オスカー閉館以降、常設の映画館がない三鷹市にもう一度映画館をと望む市民有志と第三セクターの協働により開催されており、35mmフィルムでの上映にこだわりフィルムが存在する作品は35mmフィルムで上映するという特徴をもった映画祭。元・三鷹オスカー番組編成の鶴田浩司さんと、ホラーの名匠である映画監督・鶴田法男さんの、三鷹オスカー館主を父に持つご兄弟をスーパーバイザーに迎えて年1回開催されており、映写機の操作も技術を学んだ市民有志がおこなうという手づくりの映画祭となっています。

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