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新鋭・堀江貴大監督が“プロレスと通販”を描く『いたくても いたくても』予告編が公開

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『いたくても いたくても』メインビジュアル(クリックで拡大します)

 東京藝術大学大学院映像研究科出身の新鋭・堀江貴大監督が「通販会社の社員がプロレスに挑戦する」という奇抜な発想で描く『いたくても いたくても』(12月3日公開)の予告編がこのほど公開されました。

 『いたくても いたくても』は、主人公の星野がつとめる小さな通販会社が、社長の突然のアイディアで社員同士のプロレスをネット配信することになるというストーリー。映像部門のさえないADだった星野がプロレスと出会いプロレスにのめり込んでいく姿や、先輩社員の戸田と星野と同僚・葵をめぐる恋の争いなどが描かれていきます。

 主人公の星野を現在公開中の『溺れるナイフ』(山戸結希監督)でも重要な役を演じている嶺豪一さんが演じ、ヒロインの葵には『螺旋銀河』(草野なつか監督)で主演をつとめた澁谷麻美さん。そのほか、近年の日本映画ではおなじみの個性派・芹澤興人さんらが出演しています。

 公開された予告編では、通販の人気商品を持っての星野の入場や、星野と先輩・戸田がリングの上で技を掛けあう様子など、映画全体への想像をふくらませるユニークな場面を見ることができます。

【『いたくても いたくても』予告編 】

 堀江貴大監督は1988年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科監督領域で黒沢清監督と諏訪敦彦監督に師事し、2015年には同大学院映像研究科監督領域同期生らとともに1編ずつメガホンをとったオムニバス『リスナー』が劇場公開され、また同年度の文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」参加監督に選ばれ短編映画『はなくじらちち』を監督するなど期待を集める存在。初長編となる『いたくても いたくても』も、劇場公開に先駆け第16回 TAMA NEW WAVEでグランプリ・ベスト男優賞・ベスト女優賞の三冠を受賞、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 長編コンペティション部門に公式出品されるなどすでに高い評価を受けています。

 『いたくても いたくても』は、12月3日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー。池田千尋監督、濱口竜介監督、瀬田なつき監督、真利子哲也監督ら、日本映画の最前線で活躍する監督を続々と輩出している東京藝術大学大学院映像研究科が送り出す新たな才能が描く「プロレスと恋と仕事」の、やるせなくてちょっといたみの伝わるエンターテイメントにご注目ください。

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