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虹コン初主演作は「いま日本で一番いいゾンビ映画」 『聖ゾンビ女学院』初日舞台あいさつ

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劇中の衣裳で登場の虹のコンキスタドールメンバーは、作品のタイトルにちなんでゾンビポーズ。前列左より、的場華鈴(まとば・かりん)さん、中村朱里さん、奥村野乃花(おくむら・ののか)さん、鶴見萌さん、根本凪さん。後列左より、片岡未優さん、山崎夏菜(やまさき・なな)さん、岡田彩夢(おかだ・あやめ)さん、大和明桜(やまと・あお)さん、清水理子さん、蛭田愛梨さん、遊佐和寿監督
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 “虹コン”の愛称で知られるアイドルグループ“虹のコンキスタドール”が初の映画主演をつとめた『聖(セント)ゾンビ女学院』が5月27日に初日を迎え、シネマート新宿で虹のコンキスタドールのメンバーと遊佐和寿監督が舞台あいさつをおこないました。

 『聖ゾンビ女学院』は、新型ウィルスの影響で人肉を食らう“ギンプ”と呼ばれる生ける死者(ゾンビ)が大発生し人類滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、人類の未来を背負って対ギンプの訓練を積む7人の少女が隠された真実に迫っていくストーリー。

 女優として演技に挑戦した映画の公開を迎え、物語の中心となるノノカを演じた奥村野乃花さんは「昨日は普通にアイドル(の活動)をしていたんですけど、(今日は)会場の空気感が全然違って緊張してます。だけど女優なので明るくがんばっていきたいと思います(笑)」と、モエ役の鶴見萌さんは「普段、こういう初日の舞台あいさつをテレビで見たり、アニメ映画の舞台あいさつに行きたいなと思っている側だったのが、自分がこの舞台に立っているということがすごく新鮮でビックリしています」と、それぞれ心境を語りました。

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ノノカ役の奥村野乃花さん

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モエ役の鶴見萌さん

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アカリ役の中村朱里さん

 劇中でメンバーが演じた少女7人の役名はメンバーの名前そのままとなっており、遊佐和寿監督は「“本人でいいんだ”と思わないで、ちゃんと物語の中の“ノノカ“とか“カリン”とか、役になりきってくれたので、本人なのか役なのか微妙なところが出ているんじゃないかなと思って、そこが面白かったですね」と印象を。
 監督は脚本作りの段階ではまだ虹コンをよく知らず「手探りな状態」だったそうですが、カリン役の的場華鈴さんは「(役のカリンは)かわいいものを集めるのが好きみたいなことが書いてあったんですけど、実際にピンクのものとかキャラクターものが好きだったりするので、すごい見破られているなと思いました」と、役と本人の一致に驚きもあった様子。
 ナギ役の根本凪さんも「(劇中で)訓練のときにグループに分かれてやるんですけど、盛大に足を引っ張るシーンがありまして、私もよくそういうこと(失敗)をやるんですよ。だからよく見破ったなって(笑)」と、失敗の多いキャラクターに共感する部分があったようで、遊佐監督は「ちょっとやり過ぎたかなと思ったんですけど、ナギはところどころ笑いどころを持っていくという(笑)」と役のキャラクターについて語りました。

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ナギ役の根本凪さん

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カリン役の的場華鈴さん

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遊佐和寿監督

 日本映画界を代表するガンエフェクトマンとしてさまざまな作品でガンエフェクトやVFXを担当してきた遊佐監督の作品とあって、もちろん『聖ゾンビ女学院』もガンアクションシーンがたっぷり。
 アクションが多かったアカリ役の中村朱里さんは「ダンスとかとは全然違って、やっぱり難しい面と“こういうふうに動くとカッコよく見えるんだ”というのを先生役の亜紗美さんに指導していただいてやったんですけど、どうでしたか?」と監督に出来栄えを質問し、遊佐監督は「もう、華麗なる身のこなしで」と太鼓判を押しました。

 また、奥村さんは撮影に向けて銃の構え方を練習しただけでなく、銃に慣れるため監督から事前に模型の銃を渡され「“それ(銃)と一緒に寝ろ“と」指示されたことを明かし、鶴見さんも「寝たね、つねにカバンの中に持ち歩いて」と裏話を披露。
 遊佐監督は「この映画のこの子たちというのは、銃というのはお箸とかスプーンみたいに日用品なんだよっていう話をして、渡して準備してもらったんですけど」と意図を説明し「ほんとに大げさにもならず自然に銃を持っていたので、馴染んでいたと思いますよ」と、事前の準備がガンアクションシーンの自然な銃さばきにつながったと話しました。

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つねに銃を持ち歩いていたというエピソードを笑顔で語る奥村野乃花さん(左)と鶴見萌さん

 メンバーのうち4人は特殊メイクを施して”少女ギンプ”を演じており、遊佐監督によるとその特殊メイクは「特殊メイクの千葉(美生)さんに“虹コンだからかわいさは残してね“と言って作ってもらった」アイドルらしさにも配慮した特殊メイクとのこと。
 大和明桜さんは「(撮影のあと)そのまま帰りました、嬉しくって」、清水理子さんは「メイクをしてもらったときはすごいと思って嬉しくて写真をいっぱい撮ったんですけど、あとになって見たらわりと怖くて(笑)」、山崎夏菜さんは「かわいいギンプって(撮影のときは)聞いてなかったので、唸り声が絶対に気持ち悪かったなといま思いました(笑)」、岡田彩夢さんは「私はホラー映画を観るのが好きで、自分がゾンビ役とか脅かすほうの役になるのが面白かったし、白塗りされているのを見て“映画に出てくるお化けとかもこんなんやってるんだ”って思いました。楽しかったです」と、それぞれギンプを演じた感想を述べ、大和さんはもう一度ギンプを演じる機会があれば「超能力みたいな、指からビーム出るみたいなことしてみたい。進化系の(ギンプ)」と意欲を見せました。

 映画終盤に登場する街の少女役の蛭田愛梨さんと片岡未優さんは、撮影が片岡さんのグループ加入間もない時期だったため撮影がほぼ初対面だったそうで、遊佐監督は「“ふたりで楽しそうに話をしていて”と言って、それを遠くから撮っていました。盗撮のように(笑)」と撮影を振り返り、片岡さんは「(出演場面を)見つけてください、ぜひ(笑)」と笑顔で語りました。

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少女ギンプ役の大和明桜さん

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少女ギンプ役の岡田彩夢さん

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少女ギンプ役の清水理子さん

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少女ギンプ役の山崎夏菜さん

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街の少女役の蛭田愛梨さん

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街の少女役の片岡未優さん

 遊佐監督は作品について「すごいかわいい映画になったと思います」と語り、観客のみなさんの応援次第では「続編できるかもしれないです」と、今後の展開の可能性にも言及しました。
 根本さんは「銃のカッコよさと虹コンのかわいさが合わさってすごいことになっていると思うので、ぜひ心して観ていただけると嬉しいです」と作品をアピール。
 コラボメニューが大好きだという鶴見さんは劇場で『聖ゾンビ女学院』のコラボドリンク「聖ソーダ」が販売されることに「すごく感動していて」と喜びを見せ「ぜひ続編をよろしくお願いします」と作品への応援を呼びかけました。
 そして奥村さんは「この映画、いま日本で一番いいゾンビ映画だと思っているので」と自信を覗かせ、続編に向けての応援もしっかりと呼びかけるとともに「楽しんで観てください」と舞台あいさつを締めくくりました。

 映画の主題歌であるメジャーデビューシングル「†ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」も好評な虹のコンキスタドールが大スクリーンで活躍する『聖ゾンビ女学院』は、アクションもこなす個性派女優・亜紗美さんやお笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太さんらが共演。5月27日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開となっています。

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