シリーズの「4作目」をアピールする佐々木詳太監督、柳瀬早紀さん、森川彩香さん、馬場良馬さん、本郷杏奈さん、安枝瞳さん(左より)
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人気コミックを森川彩香さんの主演で映画化した学園ラブコメディのシリーズ最新作となる『教科書にないッ!4』が6月17日に渋谷HUMAXシネマで初日を迎え、森川さんと共演の馬場良馬さん、佐々木詳太監督らが舞台あいさつをおこないました。
『教科書にないッ!4』は、高校生の白樺綾(しらかば・あや)と教師の大楽有彦(たいらく・ありひこ)のちょっとキケンな共同生活を描いた岡田和人さんの人気コミック「教科書にないッ!」の映画化第4弾。昨年公開された第1作・第2作から1年を経て、第3作『教科書にないッ3』と第4作『教科書にないッ4』が連続公開され、第4作では綾の周囲で起こる事件に怪しげな教団をめぐる騒動も絡んだストーリーが繰り広げられます。
主人公・白樺綾を演じた森川彩香さんは「綾ちゃんはつねに狙われているんですけど『4』でもまた狙われていて、でも犯人がわからない状態で物語がどんどん進んでいくので、犯人探ししてくださいね」と、ミステリー要素もあるストーリーをアピール。また森川さんは劇中に織り込まれたイメージシーンでさまざまな衣装を披露しており「アラビア風の紫の衣装を着ているシーンがあるんですけど、あの衣装を持って帰りたいくらい気に入っていたので、そこを注目して観てほしいなって思います」とお気に入りの衣装を挙げました。
森川さんと大楽有彦役の馬場良馬さんは第1作目からのコンビで、森川さんは馬場さんとの約1年ぶりとなる共演について「やっぱり大楽先生がいると安心感があって、私もすごくのんびり撮影できました」とコメント。
馬場さんは森川さんのコメントに「のんびり!?」と驚きつつも「新しいキャストも増えましたけども『1』『2』からやってきたキャストも多かったので、しかもぼくは綾とのお芝居が多かったので、すごくすんなりと“ああ、(『教科書にないッ!』に)帰ってこられたなあ”と思いました。のんびりとお芝居できました(笑)」と、森川さんと同じフレーズも交えつつ1年ぶりの大楽役を振り返りました。
また、馬場さんは事件に巻き込まれるという大楽の役柄に「持つべきものを持った人はすぐ巻き込まれるんだなって。コナンくんも、1年中何回あれは巻き込まれてるんですか? ってくらい事件に巻き込まれていますから、そこのポジションを狙って」と、人気アニメを例に話して場内の笑いを誘いました。
森川彩香さんの「のんびり撮影できました」というコメントに馬場良馬さんは「のんびり!?」とビックリ
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大楽が憧れる英語教師・五月弥生役でシリーズ3作目からキャストに加わった本郷杏奈さんは「(劇中の)イメージシーンは、普段グラビアなので、観ていただきたいなと思います」と、普段の活躍の場であるグラビアの経験をいかしたシーンを見どころに挙げ、教育実習生・樫本七海役の安枝瞳さんは「学園ものじゃないですか。私、生徒役かなと思っていたんですけど、マネージャーさんに“生徒役ですか?”って聞いたら“違うでしょ”って言われて、生徒もやりたかったな(笑)」と本音(?)もチラリ。怪しげな教団の代表・ルシファー本谷役の柳瀬早紀さんは「私が出ていたシーンはあまりみなさまとワイワイできるような感じではなくて、けっこう一言一言に重みだったり人のことを左右するようなことを言わなくちゃいけなかったので、その役作りとかイメージするのがすごく大変で」と、教団代表という役柄の難しさをうかがわせました。
また、本郷さん、安枝さん、柳瀬さんは3人とも映画初出演で「ほんとに始まる前にすごくレッスンしていただいて」(本郷さん)、「感情を出すシーンが大変だったので」(安枝さん)、「“この人(=役)ならこういうことをするんじゃないか”とか、そういうところから教えてもらったので」(柳瀬さん)と、演技には苦労も多かった様子。
佐々木監督は、そんな3人について「今回(映画出演が)初めてだったので、リハーサルを始めて、けっこう毎日毎日追い込んだりとか、ひどいことを言ったりしながら、そこが1番思い出に残っていますかね」と、厳しい指導に応えた努力を評価するとともに、1年ぶりに綾を演じた森川さんについて「パート1、パート2とは比べ物にならないくらいセリフの掛け合いみたいなのがすごくうまかったので、そこはほんとに嬉しいなと思いますね」と、女優としての成長に太鼓判。
そして監督は「原作にないオリジナルなストーリーとかも入っていたりして、決して大きな規模の映画ではないんですけど、小規模なりにみんなに喜んでもらえるようなことを思いつつ脚本を書いて、作品作りに挑んだので、そういうところで楽しんでいただけたらなと思っています」と観客のみなさんにメッセージを送りました。
舞台あいさつ終盤には、森川さんは「ぜひ楽しんで帰ってください」とあいさつ。
馬場さんは「この『教科書にないッ!』という作品は『1』『2』がみなさまに支持をしていただけたから、この『3』『4』があるんだなとほんとに思います。なにより、監督が『1』『2』の公開が終わった時点で『3』『4』の脚本を書きはじめるという、監督のモチベーションの高さによってこの作品が実現したなと思いますので、みなさま、また続編やってほしいなと思いましたら、ぜひ監督のヨイショをお願いします(笑)」と呼びかけ、佐々木監督は馬場さんの言葉に応えるように「こうやって、またこの舞台に立てるのもみなさまのおかげだと心から思っています。また続編も死に物狂いで作りますので、みなさまの応援のほう、よろしくお願いします」と舞台あいさつを締めくくりました。
舞台あいさつ登壇者のほか、百合沙さん、一ノ瀬ワタルさん、佐々木監督と共同で脚本も手がけた竹岡常吉さんという1作目より出演のキャストに加え、原あや香さんらグラビアで人気のキャストも大挙出演する『教科書にないッ!4』は、6月17日(土)より23日(金)まで渋谷HUMAXシネマにて1週間限定公開。公開期間中には監督・キャストによる追加舞台あいさつも予定されています。また、大阪ではシネ・ヌーヴォXにて7月15日(土)より21日(金)まで1週間限定公開されます。