堀田茜さんの映画初主演作『ダウト～嘘つきオトコは誰？～』（10月４日公開）の完成披露上映会が９月９日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、堀田さん、稲葉友さん、西銘駿さん、久保田悠来さんら出演者と永江二朗監督が舞台あいさつをおこないました。

　『ダウト～嘘つきオトコは誰？～』は、４００万ダウンロードを越える同名の大ヒット女性向け恋愛アプリゲームの映画化。彼氏に騙されていたと知り傷心の主人公・桜井香菜が「運命の人」に出会うべく婚活パーティーに参加し、そこで出会った10名のハイスペック男子の「嘘」を次々と暴いていく“恋愛ミステリー”ムービーとなっています。

　桜井香菜を演じた堀田茜さんは「１年前に撮影をしていたんですけど、その撮影期間もすごくあっという間で、撮影が終わってから今日が来るまでもあっという間だったので、なんか寂しくもあるんですけど」と完成披露を迎えた心境を語り「主演ということでプレッシャーと闘いながらの日々だったんですけど、みなさんに支えていただいて今日まで来られて、すごく感謝しています。あと、みなさんがこの作品を観てなにを思われるか、すごくドキドキしているんですが、いろいろな要素が詰まっていて気軽にいろいろな人と楽しめる作品だと思うので、楽しみにしていてください」と、初の観客として上映を待つみなさんにメッセージを送りました。

　そして堀田さんはじめ８人の登壇者には「映画の見どころを一言で」という質問が。
　堀田さんは“嘘つきオトコ”の嘘を暴くときの「ダウトポーズ」を「角度だったりやり方にも監督とのこだわりが詰まっているので」と見どころに挙げ、エリート商社マンの唯川至を演じた稲葉友さんは「幼少期」と「これ以上は語れません」という思わせぶりなワードを回答。
　香菜がファンだった作家の加賀美和巳を演じた久保田悠来さんは「その堀田さんの（ダウトポーズの）指が誰かの脳天を貫きます」と至って真面目な顔で答え、客席だけでなく壇上の共演者や監督の笑いも誘いました。

　同じく見どころを一言でという質問に、新進気鋭のクリエイター・玄野梓役の西銘駿さんは「画面がキラッキラ！」、ＩＴ会社社長・間宮春一役の岩永徹也さんは「セリフです」、外科医・志賀颯太郎役の水石亜飛夢さんは「眼福。ご覧のとおりですよ。イケメンと美女揃いなんで」、外交官の室井國雄役の永山たかしさんは「疑似体験、とでも言っておきましょうか」とそれぞれ回答し、そのたびに稲葉さんと久保田さんが中心となり話を盛り上げました。
　永江二朗監督は「ダウトビンタというのがありまして、バチンと行ってますので」とビンタされるのが誰かは明かさずに見どころを挙げ、期待を高めました。

　その後も登壇者に「撮影中のエピソード」や「堀田さんの印象」、タイトルにちなんで「いままで特に印象に残っている嘘」の３つが質問されましたが、稲葉さん、久保田さん、西銘さん、岩永さんの答えは「まっすぐ行っているはずなんだけど、なんかおかしくなっちゃう」（稲葉さん談）方向に進んで水石さんと永山さんがシンプルな回答で持ち直すという「亜飛夢がいてくれなかったら大変だったよ今日」「これ（永山さんの答え）が正解だ。大人のちゃんとしたアレだ」（いずれも稲葉さん談）という展開が続き、客席と壇上ではたびたび笑いが起こりました。

　そんな中、堀田さんは撮影中のエピソードとして「スプリンクラーが出てくるシーンが精神的にも体力的にも一番大変なシーンでしたね」と振り返り、映画のどこでそのシーンが出てくるか「探してほしい」とアピール。

　堀田さんの印象について永江監督は「小柄だし、みんなイメージがあると思うんですけどものすごい度胸があって、物怖じせずにこのメンバーの中に入ってやっているのがすごいカッコいいなと思いながら撮影していました」と評し、その答えに堀田さんは「監督が最後にそう言ってくれてほんとによかったなと思います」と感謝するとともに、監督以外の共演者の答えは「ちょっとふざけすぎ(笑)」と苦笑い。

　また「特に印象に残っている嘘」という質問に、西銘さんは現在中学生の弟さんにずっと嘘をついていると告白。西銘さんは「ずっと一番いい兄貴でいたいという願望が」強いために、弟さんに電話で「竹内涼真さんって稼いでるよね」と言われたときに「俺のほうが稼いでるから」と答えたと話し、その「嘘」の内容に、竹内涼真さんと共演経験のある稲葉さんも「お前、これが記事になってなにかしら涼真に迷惑かけたらマジで許さねえからな」と笑いを堪え切れない様子。

　永江監督は同じ「特に印象に残っている嘘」という質問に「映画作り自体が嘘を作ってると言ってもいいと思いますので、毎回毎回嘘を作っているのかな」とまとめました。

　舞台あいさつは、永江監督、稲葉さん、堀田さんのあいさつで締めくくられました。

「ほんとに交通機関が乱れている中（※台風が関東を襲った翌日の開催）、こんなにも大勢のお客様に来ていただけまして、誠にありがとうございました。今日ここにいらっしゃるみなさんが『ダウト』を世界で初めて観るお客さまなので、ぜひ10人、20人、30人と、お友達に“『ダウト』よかったよ”と広めていただいたら嬉しいです」（永江二朗監督）

「恋愛の要素とミステリーの要素が同じ強さで作品の中を走り続けるというのはなかなかないことだなと思うので、そういった部分を楽しんでいただきつつ、ほんとに癖の強いオトコたち10人がスクリーンの中で暴れているので(笑)、暴れ方はさまざまですけど、おのおの特性を活かしいろいろやっていますんで、そういうところもぜひ楽しんでください。こうやって映画を観るためにみなさんが映画館に足を運んでくださって、ほんとに嬉しく思います。ぜひみなさんで『ダウト』を広めていただけたら嬉しいなと思いますのでよろしくお願いします。本日は誠にありがとうございました」（稲葉友さん）

「短い時間でしたがありがとうございました。この（舞台あいさつの）時間でもわかっていただけるとおり、ほんとに愉快なメンバーでお送りしていまして(笑)、みなさんキャラが濃くて、それだけでも見ごたえがあるのに、恋愛要素もあり、そしてサスペンス要素もあり、キュンキュン要素もあり、たくさん要素が詰まった作品です。ほんとに真新しい作品になっていると思います。今日劇場で観ていただいて、面白かったよとお友達に勧めていただけたら嬉しいです。楽しんでいってください」（堀田茜さん）

　主人公が出会うオトコたちの予想もできないさまざまな「嘘」が生むドラマを描く『ダウト～嘘つきオトコは誰？～』は、この日の登壇者に加え、香菜の大学の先輩であり商社マンの片桐桂馬役・佐伯大地さん、有名パティシエの樫冬也役・三津谷亮さん、プロサッカー選手・松木蹴人役の藤田富さん、ファッションデザイナーの矢澤丈役・牧田哲也さんと、人気俳優陣がハイスペック男子を演じるほか、ベテランの鶴見辰吾さんが出演。10月４日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショーされます。