国産ホラーの金字塔「リング」三部作完結編『リング０ ～バースデイ～』の神保町シアターでの上映にあたり、２月２日の上映後に鶴田法男監督、脚本の高橋洋さん、出演者の伴大介さんがトークをおこないます。

　２０００年に公開された『リング０ ～バースデイ～』は、シリーズ前２作で多くの観客に恐怖を与えた「貞子」の過去を仲間由紀恵さんを主演に描き、同年の実写邦画３位となる興行収入16億円を記録するヒットとなりました。
　今回は、東京の神保町シアターで１月19日より開催されている特集上映「こわいはおもしろい　ホラー！サスペンス！ミステリー！　恐怖と幻想のトラウマ劇場」のラインナップの１本として２月２日(土)より８日(金)まで１週間上映されます。

　上映初日となる２月２日(土)には、メガホンをとった鶴田法男監督、三部作すべての脚本を手がけた高橋洋さん、伊熊平八郎博士を演じた伴大介さんが来場し、上映後にトークをおこなうことが急遽決定しました。
　国産ホラーを語る上で欠かせないキーパーソンであり『リング０ ～バースデイ～』のほか２００８年の『おろち』などでもタッグを組んでいる鶴田法男監督と高橋洋さん、そしてその後の国産ホラーに多大な影響を与えたビデオ作品「ほんとにあった怖い話 第二夜／霊のうごめく家」（１９９１年）以降、鶴田監督の作品にたびたび出演している伴大介さんが揃ったトークでは、前２作にない要素も盛り込まれた『リング０ ～バースデイ～』制作時のエピソードや、主演の仲間さんはじめ充実のキャストが揃った撮影の様子、さらにホラー映画について、鶴田作品についての貴重な話が満載となるに違いありません。
　また、今回の上映はフィルムでの上映となり、その面でも貴重な機会となります。

　『リング０ ～バースデイ～』トーク付き上映は、２月２日(土)18時開映となっています。（※２日以降の上映時間は日によって異なります。神保町シアター公式サイトのスケジュールをご確認ください）

　神保町シアターの特集「こわいはおもしろい」は２月15日(金)まで開催中。
　２月１日(金)までは『彼奴を逃すな』（１９６５年／鈴木英夫監督）『地獄』（１９６０年／中川信夫監督）『みな殺しの霊歌』（１９６８年／加藤泰監督）『リング２』（１９９９年／中田秀夫監督）。
　２月２日(土)より８日(金)までは『リング０ ～バースデイ～』のほか『一寸法師』（１９５５年／内川清一郎監督）『怪談累が淵』（１９６０年／安田公義監督）『八つ墓村』（１９７７年／野村芳太郎監督）。
　２月９日(土)より15日(金)までは『女の中にいる他人』（１９６６年／成瀬巳喜男監督）『怪談蛇女』（１９６８年／中川信夫監督）『回路』（２００１年／黒沢清監督）『黄泉がえり』（２００３年／塩田明彦監督）。
　日本映画の歴史からよりすぐりの「こわい」作品が一部を除きフィルム上映されます。（※『地獄』『一寸法師』がデジタル上映）