“バカ映画の巨匠”と異名をとる河崎実監督の新作製作が決定！ 監修に久住昌之さん、主演に植田圭輔さんを迎えた、前代未聞の怪獣グルメ映画『三大怪獣グルメ（仮題）』です。
『いかレスラー』（２００４年）、『日本以外全部沈没』（２００６年）など、娯楽映画へのあふれるほどの愛情を感じさせる“バカ映画”を次々と送り出してきた河崎実監督。還暦を越えてますます精力的に活躍する河崎監督の、集大成ともいえる待望の新作が始動します。
新作『三大怪獣グルメ（仮題）』は、寿司屋の息子で天才科学者の雄太が隅田川に落とした寿司ネタの「タコ」「イカ」「カニ」が巨大化して怪獣となって東京を襲撃。迎え撃つＳＭＡＴ＝シーフード怪獣攻撃部隊（seafood monster attack team）が、国立競技場で三大怪獣を海鮮丼にする作戦を決行するという、おそらくこの世界で河崎監督のほかには誰も思いつかないであろう発想の、前代未聞の「怪獣×グルメ」映画となっています。
怪獣映画を深く愛する河崎監督ならではの着ぐるみ特撮へのこだわりに加え、今回はグルメへのこだわりも追求し、ドラマ版も大人気のコミック「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さんが監修として参加。
そして主人公の雄太を演じるのは植田圭輔さん。「おそ松さん on STAGE」「文豪ストレイドッグス」シリーズ「MANKAI STAGE「A3!」」など、2.5次元作品を中心に多くの舞台作品に出演し、映像作品やアニメ声優でも活躍している人気俳優が“河崎ワールド”へと飛び込んで人類史上最悪の怪獣に立ち向かいます。
さらに『三大怪獣グルメ（仮題）』は映画だけにとどまらず、時代劇マンガで知られ怪獣を題材とした作品も多いマンガ家・ほりのぶゆきさんによるコミカライズも決定しており、映画製作に先駆け９月末よりウェブマンガ雑誌「WEBコミックガンマ」で連載が予定されています。
また、製作発表に合わせ、作品の製作配給宣伝費用の支援を募るクラウドファンディングもスタートしています。
製作発表に際し、河崎実監督と植田圭輔さんは、それぞれ以下のようにコメントを発表しています。
河崎実監督コメント
わたしが18才の時初めて撮った8ミリ映画が「フウト」という、隅田川に落としたすき焼きの具の豆腐・肉・ネギが巨大化して怪獣となり暴れだし、最後は当時の後楽園球場ですき焼きになるというものでした。
あれから42年、プロになっても「いかレスラー」「ギララの逆襲」など、どうかしている作風は一貫しています。
この度原点に還り、完璧にバカバカしい映画を製作できることは無上の喜びです。
期待しないで見ると意外と面白いと思いますので、是非ご覧ください！
植田圭輔さんコメント
「三大怪獣グルメ (仮)」に主人公“雄太”役で出演させて頂く植田圭輔です。
最初に台本を読んだときは頭の中にたくさんの「？」が浮かびましたが(笑)、とにかく河崎監督の独特過ぎる世界観に自分が入れるという事で、不思議な喜びを感じてます。
完成がどうなるか今は想像できませんが、とにかく一生懸命この役を生きます！
どうぞご期待下さい！
脚本は、ウルトラシリーズの脚本などでも知られ河崎監督作品とは名コンビといえる右田昌万さんが監督とともに担当。
作戦の舞台が国立競技場と設定されているなど、実は現代の社会情勢を反映しているのかもしれない『三大怪獣グルメ（仮題）』は公式ツイッターアカウントも始動しています。来るべき怪獣襲来の日に備え、今後の情報をチェックしましょう！