人気セクシー女優・小泉ひなたさんの初主演映画『あ・く・あ～ふたりだけの部屋～』製作資金を募るクラウドファンディングが現在おこなわれています。脚本は平谷悦郎さん、メガホンをとるのは中川究矢監督。

　『あ・く・あ～ふたりだけの部屋～』は、異次元の“部屋”に入る力を持った男と、なぜか男と同じ“部屋”に入る能力を得てしまった女が、ふたりきりで”部屋”で過ごす中で生まれるドラマを描く、エロティックな描写も盛り込まれた「ＳＦブラックラブコメディ」。上映時間60～70分を予定しています。

　『グレイトフルデッド』（２０１３年／内田英治監督）や谷崎潤一郎の小説を原案とした『富美子の足』（２０１８年／ウエダアツシ監督）、『ゴーストマスク～傷～』（２０１８年／曽根剛監督）などを手がけてきた脚本家の平谷悦郎さんがオリジナル脚本を執筆。
　監督は、園子温監督の助監督を経て『進化』（２０１０年）や『アメリカ』（２０１７年）などの監督作を発表するほかプロデューサーや音響技師など多彩なかたちで多くの作品に携わっている中川究矢監督。
　映画監督・特殊造形プロデューサーなどとして知られる西村喜廣さんを主演に迎えた異色作『カマキリの夜』（２０１７年）でコンビを組んでいる中川監督と平谷さんが再びコンビを組んで、小泉ひなたさん初主演映画の実現に向けて動き出しました。

　もともと20年以上前から『あ・く・あ～ふたりだけの部屋～』のもととなる企画をあたためていた平谷さんが、ＳＮＳで小泉ひなたさんの写真を目にして主人公のイメージに「ドンピシャ」だったことから小泉さん主演での映画製作を思い立ち、相談を受けた中川監督も賛同。クラウドファンディングで資金を募っての映画製作企画がスタートしました。

　クラウドファンディングの目標額は２１０万円と設定されており、期限までに目標額に達しなかった場合には集まった金額はすべて返金され映画の企画自体が消滅するという条件になっています。

　クラウドファンディングが成立した場合、８月以降に撮影がおこなわれ今年12月の完成を目指し、完成後は映画祭への参加や来年２０２１年の劇場公開・ＤＶＤや配信でのリリースを目指す予定。
　主演の小泉さんのほか、園子温監督作品や井口昇監督作品などで知られる俳優の石川雄也さんが、小泉さん演じる主人公が働くカフェの店長役で出演予定となっています。

　支援者へのリターンとしては、メイキング映像つき本編ＤＶＤ−Ｒプレゼントや上映会への招待、エンドクレジットへの名前掲載やエキストラ出演といった映画のクラウドファンディングとしては定番のものから、中川監督を１日レンタルして（常識の範囲内で）自由に使える「レンタルＱちゃん」というユニークなプラン、商品や看板を劇中に登場させられたりエンドクレジットにロゴを掲載できるという企業向けのプランも用意されています。

　クラウドファンディングのページでは、企画意図や平谷さん、中川監督の作品にかける想い、リターンの内容などが詳しく掲載されているのに加え、主演の小泉さんのコメント動画も掲載されています。

　クラウドファンティングは４月16日まで実施。ぜひクラウドファンディングのページにアクセスして「40のおじさんが作ったとは思えないほど青臭くて、エネルギッシュな作品を作りたい」という平谷さんと中川監督の熱い想いに触れてみてください。

　『あ・く・あ～ふたりだけの部屋～』が実現するかどうかを決めるのは、あなたかもしれない！