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沖縄慰霊の日に向け『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』が新たな配信サイト「HAKO座」で期間限定配信

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で劇場上映が見送られていたドキュメンタリー『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』が「沖縄慰霊の日」に合わせ6月21日より23日まで新たなオンライン配信サイト「HAKO座」で配信されることが発表されました。

記事写真

『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』より

 『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』は、沖縄のフリースクールで学ぶため15歳のときに石川県から沖縄に移り住んだ坂本菜の花さんの目を通して、米軍基地など現在の沖縄が直面している問題を描いたドキュメンタリー。
 今年3月28日に東京のポレポレ東中野で公開され全国順次公開される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けてポレポレ東中野での上映は中断し、ほかの映画館での上映も見送られていました。

 今回のオンライン配信は、6月23日の「沖縄慰霊の日」を前に、多くの人々に作品を鑑賞してほしいとの想いから21日(日)より23日(火)までの3日間限定で、新たに開設されたオンライン配信サイト「HAKO座」の第一弾作品としておこなわれるもので、料金は劇場上映と同じ1800円となっています。
 また今回の配信以降もポレポレ東中野をはじめ全国での『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』再上映が予定されています。

【『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』予告編】

 「HAKO座」は映画に限らず、いまだからこそ観てほしい作品や見逃されていた作品など、社会性の高い作品をピックアップし継続的に配信していく予定。
 同時に今後も不安定な状況が続く映画経済の回復の一助となることも目的としており、新作の配信料金はは劇場での上映料金と同額に設定され、収益は通常の興行収入と同様にそれぞれの劇場と配給会社、映画製作者で分配されることになっています。

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「HAKO座」ロゴ

 『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』のタイトルに使われている「ちむぐりさ」とは、沖縄の言葉で他人の痛みを自分のこととして感じ胸を痛めるという意味。いまの時代、社会で起こるさまざまな事柄を「自分のこと」として受け取ることが必要とされているのではないでしょうか?
 いまの時代に求められる視点を与えてくれるかもしれないドキュメンタリーを、ぜひこの機会に。

作品フライヤー

ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記

  • 監督:平良いずみ
  • 語り:津嘉山正種
  • プロデューサー:山里孫存/末吉教彦
  • 製作:沖縄テレビ放送
  • 2019年/カラー/DCP/106分

ポレポレ東中野ほか全国で再上映予定

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