名バイプレイヤーの木下ほうかさんと期待の若手・中山来未(なかやま・くるみ)さんがダブル主演をつとめる『裸の天使 赤い部屋』(窪田将治監督)が4月2日よりシネマート新宿で公開されることが決定し、ポスターヴィジュアルと場面写真が公開されました。
『裸の天使 赤い部屋』は、江戸川乱歩の短編小説を現代風にアレンジして映像化する「赤い部屋」シリーズの第2弾となる作品で、1953年に発表された「畸形の天女」が原案。週に一度、地位や肩書を忘れ“冴えない中年男”として過ごすことで日常から解放されている会社社長・松永が、不思議な魅力を持つ少女・文子と出会い、愛欲地獄に堕ちていくエロティック・サスペンスとなっています。
昨年開催の「夏のホラー秘宝まつり2020」で上映されたシリーズ第1弾『メビウスの悪女 赤い部屋』に続いて窪田将治監督がメガホンをとりました。
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。木下ほうかさん演じる松永と、中山来未さん演じる文子
人望も厚く堅実な社長とさえない男の“二重生活”を送る松永を演じるのは、前作『メビウスの悪女』にも出演していた木下ほうかさん。
歳上の男性を魅了する謎めいた少女・文子を演じるのは、2015年に放送された東海テレビとソニー・ミュージックエンタテインメント、吉本興業によるオーディションリアリティ番組「ザ・ラストヒロイン~ワルキューレの審判~」で15万人の中から“ラストヒロイン”に選ばれドラマ出演やCDリリースを果たした中山来未さん。
映画やテレビドラマに引っ張りだこの名バイプレイヤーと、恋愛バラエティ「恋んトス Season8」出演も話題になった期待の若手女優の顔合わせが、窪田将治監督の演出のもとどんな化学反応を見せているのかが注目です。
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。木下ほうかさん演じる松永と、中山来未さん演じる文子
そのほか、柳憂怜さん、波岡一喜さん、草野康太さんが前作から続いて出演し、多くの作品で個性を発揮する仁科貴さんも出演しています。
公開された場面写真は、松永と文子の関係性を伺わせるショットや、松永の”ふたつの顔”、どこか危うげな文子、さらに「赤い部屋」の男たちの姿を見ることができ、映画への期待を膨らませます。
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。木下ほうかさがんが演じる松永は“二重生活”を送る
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。中山来未さん演じる文子
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。仁科貴さんが演じる人物はなにを知る?
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。赤い部屋で待つ仮面の男は一体?
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。波岡一喜さん演じる人物は赤い部屋に
『裸の天使 赤い部屋』場面写真。柳憂怜さんが演じる人物もやはり赤い部屋に
「赤い部屋」シリーズ以前にも『失恋殺人』(2010年・原作「妻に失恋した男」)『D坂の殺人事件』(2015年)『屋根裏の散歩者』(2016年)と、江戸川乱歩作品の映画化に取り組んできた窪田将治監督が、社会的地位に恵まれたはずの男が年齢の差を越えた恋愛に捕らわれていく姿を切ない物語として描く『裸の天使 赤い部屋』は、4月2日(金)よりシネマート新宿で2週間限定レイトショーされます。
『裸の天使 赤い部屋』ストーリー
「死ねばずっと一緒にいれる?」
週に1度の不思議な少女との逢瀬
しかし少女には秘密があった・・・
不動産会社を経営する松永は 1 週間に 1 度訪れ、社長という社会的地位も肩書も忘れて過ごす秘密の隠れ家があった。 ある夜、その場所で文子という少女と出会う。文子の不思議な魅力に惹かれた松永は、いつしか秘密の場所で文子と深 い関係に落ちていく。しかし、松永の前に文子に会うなと告げる謎の男が現れる。文子に隠された秘密とは・・・