小槙まこさんを主演に迎えたいまおかしんじ監督の新作『葵ちゃんはやらせてくれない』が５月７日に公開されることが発表され、ポスターヴィジュアル、場面写真が解禁されました。

　『葵ちゃんはやらせてくれない』は、才気あふれる女性タレントを主演に迎えたエロティックなな作品を送り出す映画レーベル「エロティカクイーン」の新作。
　映画監督志望の青年が、自殺した大学時代の先輩の幽霊の「後輩の葵ちゃんとやりたい」という願いを叶えるため、先輩とともに大学の映画研究会時代にタイムスリップするという“ＳＦ×エロス×青春×ラブロマン”の作品となっています。

　先輩が想いを寄せるヒロイン・葵役で主演をつとめるのは、映画やドラマ、舞台、ＣＭなどで活躍する新鋭女優・小槙まこさん。劇中でギター弾き語りのシーンもあり“一度聴いたら忘れられない”楽曲を披露するのも注目点です。

　映画監督志望の青年・信吾を演じるのは、リアリティ番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」で出演で注目を集めたほか本作のメガホンをとるいまおかしんじ監督『ろんぐ・ぐっどばい～探偵 古井栗之助～』（２０１７年）など映画やドラマにも出演する俳優・モデルの松嵜翔平さん。
　そして信吾をタイムスリップに誘う映画研究会の先輩・川下さんをさんを演じるのは『東京の恋人』（２０１８年／下社敦郎監督）など多くの作品に出演し『ろんぐ・ぐっどばい～探偵 古井栗之助～』で主演をつとめ、監督としても活躍する森岡龍さん。
　『ろんぐ・ぐっどばい 探偵～古井栗之助～』で共演し、アイドルグループ・乃木坂46の樋口日奈さん個人ＰＶでは出演者と監督としてひとつの作品に携わったふたりが、後輩・先輩役でコンビを組みます。

　そのほか、ピンク大賞・ピンク映画ベストテンで３年連続個人賞に輝く佐倉絆さんや、三嶋悠莉さん、増田朋弥さん、田中爽一郎さんが出演。さらに、活動50周年を迎えた伝説のミュージシャン・三上寛さんも出演しています。

　メガホンをとるのは「エロティカクイーン」にはレーベル第１弾作品『こえをきかせて』（２０１９年）以来の「エロティカクイーン」登板となるいまおかしんじ監督。
　海外でも高い評価を受けたピンクミュージカル『UNDERWATER LOVE-おんなの河童-』（２０１１年）や阪神大震災を題材とした人間ドラマ『れいこいるか』（２０１９年）など幅広い作品を監督し、山下敦弘監督『苦役列車』（２０１１年）などで脚本家としても活躍する奇才が、奇想天外な発想ながら切なく観客の胸に迫るタイムスリップ・ラブストーリーを生み出しました。

　解禁された場面写真では、小槙まこさん演じる葵ちゃんや三上寛さんがギターを抱えたショットに加え、楽器を持った怪しげな姿もあり、映画の一筋縄ではいかなそうな内容を予感させます。

　『葵ちゃんはやらせてくれない』は、５月７日(金)より13日(木)までシネマート新宿にて１週間限定レイトショーされるほか、５月中旬シネマスコーレ（名古屋）で上映され、シアターセブン（大阪）でも上映が決定。

　また『葵ちゃんはやらせてくれない』と同じく「エロティカクイーン」レーベル作品として、江戸川乱歩作品を現代風に映画化する「赤い部屋」シリーズの第２弾『裸の天使 赤い部屋』が４月２日(金)より、同シリーズ第３弾『聖なる蝶 赤い部屋』が４月16日(金)よりシネマート新宿で、越川道夫監督の「誰でもない恋人たちの風景」シリーズの最新作『「アララト」誰でもない恋人たちの風景vol.3』が５月15日(土)よりK's cinema（新宿）にて、それぞれ公開されます。

『葵ちゃんはやらせてくれない』あらすじ

「ずっとしたかったよ、川下さん」

１年前に自殺した映画研究部の先輩・川下さんの幽霊が
彼の命日に突然現れる。片思いをしていた後輩・葵ちゃんと
セックスがしたくて蘇ってきたのだという――

映画監督志望の男・信吾の前に、1年前に自殺した大学時代映画研究部の先輩だった川下さんの幽霊が彼の命日に突然現れる。川下さんが語るには、片思いをしていた大学時代の後輩・葵ちゃんとセックスがしたくて蘇ってきたのだという。川下さんの葵ちゃんとやりたいという願いを叶えるため、もしかしたら川下さんが葵ちゃんとやれる唯一のチャンスだった大学時代のあの日に、川下さんと信吾はタイムスリップする。そこには懐かしい大学時代の葵ちゃんがいた。果たして川下さんは過去をやり直し、念願の葵ちゃんとやる事ができるのか！？